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モルガンSの米仕組み金利デスクの損失、金融政策巡るリスク浮き彫り

  • 米仕組み金利デスクは昨年10-12月期に約5000万ドルの損失-関係者
  • 他の大手金融機関も金利についての困難なトレーディング環境に言及
Morgan Stanley headquarters is reflected in a puddle in New York.

Morgan Stanley headquarters is reflected in a puddle in New York.

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

モルガン・スタンレーは2021年、米金利ビジネスで60%余りの落ち込みを記録した。その背景として、米金融当局のインフレ対策を巡る不確実性が高まってウォール街に混乱が生じ、米仕組み金利デスクが10-12月(第4四半期)に約5000万ドル(約57億円)の損失と、通年の赤字を計上したことが、パフォーマンスについて直接知る複数の関係者の話で分かった。

モルガン・スタンレー、予想外の株式トレーディング増収-債券は低迷

  同社は債券トレーディングのパフォーマンスの内訳を示していない。ただ、トレーディングの水準が新型コロナウイルス禍で膨らんだ前年の取引高から正常化する中にあって、21年10-12月期に予想よりも急激な落ち込みとなった要因として幾つかの大手金融機関が挙げた分野について、関係者が今回明らかにした内容は多少の光を当てるものとなる。

  仕組み金利デスクの損失が一因となり、10-12月期の債券トレーディング収入は前年同期比31%減の12億ドルと、ブルームバーグが調査したアナリスト予想平均の14億ドルを下回った。同社広報担当のマーク・レーク氏はコメントを控えた。

  モルガン・スタンレーは19日の四半期決算発表で、債券トレーディング減収の背景として「金利の困難なトレーディング環境」とクレジットトレーディングの取引高減少を列挙した。JPモルガン・チェースも同様に金利についての厳しい取引環境に言及。シティグループとゴールドマン・サックス・グループも同事業の減収を指摘した。

Volatility in 4Q rates market was highest since pandemic
 
 

原題:

Morgan Stanley Rates Trading Flop Shows Wall Street’s Fed Risk(抜粋)

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