コンテンツにスキップする

ルネサンス、顧客資金流出が150億ドルに接近-2021年成績はプラスも

  • 顧客資金引き揚げは過去14カ月にファンド3本で約146億ドル
  • 顧客による償還要求、過去数カ月に増加-投資家向け文書

多くのヘッジファンドマネジャーは、20%の年間リターンを上げれば喜ぶだろう。ルネサンス・テクノロジーズの最大ファンドも業界の指標を上回った昨年はそうだった。しかし、同社顧客の資金引き揚げは続いている。

  世界最大で最古、かつ最も洗練されたヘッジファンド運営会社の一角とされるルネサンスからの資金流出は、過去14カ月に同社のファンド3本全体で約146億ドル(約1兆7000億円)に膨らんだ。ブルームバーグが確認した投資家向け文書で明らかになった。

  ルネサンスからのこうした大量の資金引き揚げは、中規模のファンドマネジャーであれば多くがファンドの閉鎖を強いられるほどの規模だ。今回の流出規模はエクソダスポイント・キャピタル・マネジメントといった一部の著名なプレーヤーの運用資産を上回る。

  ルネサンスでは新型コロナウイルス禍の影響が広がり始めた2020年当時に、同社のアルゴリズムがうまく機能しなかったことなどが響き、同年末までに3本のファンドで19-31%のマイナスリターンに見舞われた。それ以降にプラスの成績を上げているが、ペースが遅過ぎて資金流出に歯止めを掛けられない状況だ。米金融当局が過去数十年で最も高いインフレに一連の利上げで対応する見通しの中、ボラティリティーの高い局面が再び訪れる可能性があり、辛抱強く投資を続けることに前向きでない投資家もいる。

  ルネサンスの広報担当者はコメントを控えた。

  ブルームバーグは2020年末以降、同社の月間ベースの資金引き揚げを追跡してきた。流出の大部分は21年半ばまでに起こったが、それ以降も37億5000万ドル相当が引き揚げられた。顧客による償還要求は昨年12月に9億ドル、さらに1月は6億5000万ドルとなっていることが文書で示されている。

Investor Retreat

Renaissance has seen $14.6 billion in redemptions in 14 months

Source: Investor documents

Note: Figures show fulfilled and requested redemptions across the firm's three public hedge funds.

原題:

Renaissance Investor Exodus Nears $15 Billion Despite 2021 Gains(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE