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中国、1年物と5年物ローンプライムレート下げ-緩和シグナル

更新日時
  • 1年物を3.7%に引き下げ、2カ月連続-5年物も下げ
  • 5年物引き下げは小幅、不動産の資金措置緩和急いでいないとの見方

中国人民銀行(中央銀行)は20日、新規貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)の1年物を3.7%に引き下げると発表した。2カ月連続の引き下げで、従来は3.8%だった。5年物も4.6%と、4.65%から引き下げられた。人民銀は景気安定化に向けて、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を先に引き下げ、追加緩和を講じる方針を示していた。

  ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値では1年物、5年物でいずれも0.1ポイントの引き下げが見込まれていた。

Further Rate Cuts

Chinese banks cut LPR again

Source: People's Bank of China

  事実上の貸出基準金利であるLPRは、18の銀行が最良顧客に提示するクオートに基づき、人民銀に提出される。1年物LPRは通常、1年物MLF金利と足並みをそろえて動く。

中国がMLF金利下げ、景気リスク拡大-10~12月GDP伸び悩み

  昨年の不動産市場への締め付けが中国経済や金融市場を揺るがしたことを受け、人民銀は金利の引き下げに加え、政策手段の間口を広げる方針を示し、緩和モードに軸足を移した。住宅ローンなど期間が長めの融資の参照金利である5年物LPRの引き下げ幅が予想よりも小さかったことは、当局が不動産市場に関してなお慎重であることも示唆している。

  コメルツ銀行の新興国市場担当シニアエコノミスト、周浩氏は「私見では予想よりも小幅の引き下げは政策当局が不動産の資金調達に関する措置を緩めることを急いではいないことを示している」と分析。「不動産政策になお注目が集まっているが、当局が幾分二の足を踏んでいる様子からは、債務を巡る問題に引き続き不透明感があることがうかがわれる」と述べた。

原題:Chinese Banks Cut Borrowing Costs as PBOC Signals Easing (2)(抜粋)

(市場関係者のコメントを追加し更新します)
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