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ユニリーバ、グラクソ部門買収の可能性ほぼ消滅-条件引き上げず

  • これまでに提案した500億ポンドから引き上げない-ユニリーバ
  • ジョープCEOにとっては打撃、企業戦略巡り投資家の質問に直面へ
Logo of Unilever at the headquarters in Rotterdam. 

Logo of Unilever at the headquarters in Rotterdam. 

Photographer: JOHN THYS/AFP

英・オランダ系食品・日用品メーカーのユニリーバは、英グラクソ・スミスクラインのコンシューマーヘルスケア部門に対する買収条件を引き上げないと発表した。これまでに提示した500億ポンド(約7兆8000億円)の条件をグラクソは拒否しており、取引成立の見通しはほぼ消滅した。

  買収が成立すれば、ユニリーバは鎮痛剤「アドビル」や歯磨き粉「センソダイン」を手中に収めることができていた。だが、投資家は取引の合理性を疑い、ユニリーバの株価は急落していた。

  事業再編を今週発表したばかりのユニリーバのアラン・ジョープ最高経営責任者(CEO)にとって、買収断念は深刻な打撃だ。同社は健康や美容、衛生用品を再び軸に据える意向で、アイスクリームブランドの「ベン&ジェリーズ」や「マグナム」を含む食品事業などの売却を示唆していた。

  ユニリーバはこれまで、グラクソのコンシューマーヘルスケア部門は「戦略的に強く適合」すると表明。ただ、コンシューマーヘルスの分野で他の買収機会も模索するとし、財務規律を守り買収に過大な金額を支払うこともないと説明していた。

  この発表で、米国市場で取引されるユニリーバの株価は一時10%高と急騰。一方、グラクソは2.8%安と売られた。

原題:

Unilever Rules Out Raising $68 Billion Glaxo Consumer Bid (1)(抜粋)

Unilever Jumps as Analyst Says Glaxo Saga Has Ended: Street Wrap(抜粋)

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