米住宅着工件数、予想外に増加-許可件数は約1年ぶり高水準
Reade Pickert
更新日時
-
住宅着工件数は年換算170万戸、前月比1.4%増-9カ月ぶり高水準
-
先行指標となる建設許可件数は187万件、前月比9.1%増

Construction workers build a home in the Delta Coves housing development on Bethel Island, California, U.S., on Monday, Nov. 10, 2020.
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg昨年12月の米住宅着工件数は市場予想に反して増加し、9カ月ぶりの高水準となった。アパートなど集合住宅が堅調だった。建設業者は資材や労働力不足のやり繰りで一定の進展を示しつつある。
キーポイント |
---|
|

上段は住宅着工件数の推移、下段は集合住宅(白色)と一戸建て(青色)の着工件数
米商務省
変動の大きい集合住宅の着工件数は12月に、前月比10.7%増加し年換算53万戸。一戸建ては2.3%減少して117万戸だった。ただ、一戸建ての建設許可件数は2%増え、昨年5月以来の高水準となった。
建設中の一戸建て住宅は20年6月以降、増加傾向にあり、昨年12月は約15年ぶりの高水準に達した。
アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「物件の値上がりや住宅ローン金利上昇が需要を落ち込ませ、市場をより良い均衡状態にするかどうかが、2022年の新たな課題だろう」とリポートで指摘した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Housing Starts Rise Unexpectedly on Multifamily Building(抜粋)、U.S. Dec. Housing Starts Rose to 1,702k Annualized, Above Est.(抜粋)
(統計の詳細を追加して更新します)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE