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英インフレ率、予想以上に上昇-幅広い値上がりで30年ぶり高水準

  • 12月インフレ率は5.4%、市場予想の5.2%上回る
  • イングランド銀に圧力、市場は2月利上げほぼ完全に織り込み

英国のインフレ率は予想以上に上昇し、1992年以降で最高の水準に達した。家計のひっ迫は強まり、政府とイングランド銀行(英中央銀行)は対応を迫られそうだ。

  英政府統計局(ONS)が19日発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.4%上昇。食料や飲料、レストラン料金、家具などが幅広く値上がりした。市場予想は5.2%上昇だった。

英国のインフレ見通しはさらに悪化の公算、イングランド銀総裁が示唆

  日用品やサービス価格が賃金を上回るペースで上昇する中で、家計の購買力は低下しつつある。英中銀金融政策委員会(MPC)は2月にも追加利上げを実施することを検討し、政府は4月に予定される公共料金引き上げの影響を和らげる措置を模索している。

 

The fastest inflation in almost 30 years is piling pressure on the BOE to act
 
 

  シンクタンクのレゾリューション財団でシニアエコノミストを務めるジャック・レスリー氏は「インフレ率上昇は、英国の家計が今後数カ月で厳しさを増し続けることを意味する。電気・ガス代の大幅な上昇がある4月は特に厳しくなる」と指摘。「インフレ押し上げ要因はより幅広くなりつつある」と続けた。

  英国債は下落し、10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.30%と、2019年序盤以来の高水準。短期金融市場は来月の利上げをほぼ完全に織り込んでいる。

原題:

U.K. Inflation Surprises With Jump to Highest in 30 Years (3)(抜粋)

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