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ナスダック総合指数が調整局面入りの瀬戸際に、2カ月間高値更新なし

  • 赤字経営のハイテク株が18日の下落の中心、リスク回避姿勢強まる
  • ハイテク株への正味資産配分は08年以来最低-BofA調査

債券利回りの上昇と企業利益の伸びを巡る懸念がハイテク株に新たな痛手を与えており、ナスダック総合指数は調整局面入りの瀬戸際にある。

  18日のナスダック総合指数は前営業日比2.6%安。昨年11月19日に付けた最高値からの下落率は9.7%となった。高値更新のない期間は2カ月と、2021年4月以来最長となった。その間に、同指数は主要なテクニカル分析指標である200日移動平均線を、20年の新型コロナウイルス禍での弱気相場以来初めて割り込んだ。

Nasdaq Pullback From Highs Gets Deeper
 
 

  ナスダック総合指数は過去2年間に、直近高値からの下落率が今回より大幅になったことはあるが、ここで際立つのは60日間という期間で、過去2回の調整期間の2倍を既に超えている。すぐに押し目買い投資家が殺到した過去の調整局面とは異なり、今回は米金融当局がインフレ対策で早期利上げが必要になるとの観測から投資家は市場に戻ることに二の足を踏んでいる。

  フェデレーテッド・ハーミーズのマルチアセット・ソリューション責任者、スティーブ・チアバロン氏は「銀行が発表した人件費の上昇は市場でインフレ懸念をさらに高めたため、米金融当局は引き締めの道を進む公算が大きい」と指摘。「ハイテク株にはインフレ緩和が必要であり、米金融当局が緩やかなペースで行動できる状況が必要になる。さもなければ、成長株は下押し圧力を受ける恐れがある」と分析した。

  18日の相場下落を主導したのは、赤字経営のソフトウエア株とインターネット関連株。モルガン・スタンレーが算出する赤字経営のハイテク株のバスケットは4.2%安と、11月のピークからの下落率は40%強に拡大した。

  市場のボラティリティーは昨年11月に付けた高水準にはまだ達していないが、CBOE・NDXボラティリティー指数は2週連続で25超の水準で終了。こうした相場変動を受けて投資家のリスク回避姿勢は強まっており、ロングオンリーのファンドから投機筋まであらゆる投資家が一気にハイテク株から撤退している。バンク・オブ・アメリカ(BofA)が世界のファンドマネジャーを対象にした最新調査では、テクノロジーセクターへの正味の資産配分は2008年の世界的な金融危機以来最低に落ち込んだ。

原題:

Nasdaq Slumps Toward Correction After Two Months Without Record(抜粋)

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