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ゴールドマンの年間経費が過去最高、金融界の人材獲得競争の激化映す

  • 報酬・諸手当コスト急増、JPモルガンも経費過去最高
  • ゴールドマンは優秀な人材に報いるとCFO、株価は一時8.9%安
Goldman Sachs headquarters in New York.
Goldman Sachs headquarters in New York. Photographer: Amir Hamja/Bloomberg

ウォール街で選び抜かれた優秀な人材を巡る争奪戦がエスカレートする中、各行の報酬引き上げが株価に打撃を与えている。

  ゴールドマン・サックス・グループは18日の決算発表で、報酬・諸手当コスト急増で年間経費が過去最高に達したことを明らかにした。JPモルガン・チェースも先週の決算発表で経費が過去最高に達しており、ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、人材獲得競争に勝利するため、必要なだけの資金を投じる用意があると表明した。

  ウォール街の金融機関経営者らは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)をきっかけとしたトレーディングやディールメーキングのブームを受け、人員増強とあらゆるレベルでの報酬引き上げを進めており、インフレ高進やタイトな労働市場による人件費上昇を一段と後押ししている。また、新規ビジネスへの投資やテクノロジー分野の専門家の採用を通じ、フィンテック企業台頭の脅威をかわそうとしている。

Counting Heads

Wall Street titans beef up their ranks amid talent war, expansions

Source: Company filings

  ゴールドマン・サックスのデニス・コールマン最高財務責任者(CFO)は18日のアナリスト向け電話会議で、同行が競争の激しい労働環境において「優秀な人材に報いることをコミット」していると説明。営業費用がこの水準から大幅に増えるとは予想しないが、技術やエンジニアリングへの支出は続けると述べた。

  同社の決算発表によれば、昨年通期の報酬と諸手当は33%増え約177億ドル(約2兆300億円)となった。

ゴールドマン、10-12月は予想外のトレーディング減収-株価急落 

  ゴールドマンの株価は前営業日比7%安の354.40ドルで終了。一時は8.9%下落する場面もあった。

原題:Goldman’s Record Expenses Show Ballooning Costs of Talent War(抜粋)

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