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トヨタやVW天津工場停止、業界の行方を示唆-ゼロコロナ政策の中国

  • 天津市にあるトヨタとVWの工場、操業停止が2週目に入る
  • より幅広い供給網通じて自動車メーカーに間接的影響もあるとの見方

中国のゼロコロナ政策を受け、トヨタ自動車とドイツのフォルクスワーゲン(VW)の現地工場は約1週間前から操業を停止している。新型コロナウイルスのオミクロン変異株が中国という世界最大の自動車生産拠点で感染拡大し始める中、世界的メーカーの運営に支障が出る兆しを示すものだ。

  北京の南東108キロメートルにある天津市の両社工場は10日から停止している。地元政府は市内に住む1400万人の集団検査を複数回実施している。

China Tianjin Covid-19 Test
新型コロナ検査を受ける医療従事者(天津市、1月15日)
Source: Future Publishing

  感染拡大防止に向け厳しい隔離措置と集団検査を義務付ける中国のゼロコロナ政策に伴う操業停止で、中国で事業を展開する製造業者の今後数カ月の状況について幅広い懸念が広がっている。中国が製造業の要であることを踏まえると、ゼロコロナ政策とオミクロン株の闘いで、既に厳しい状況にあるサプライチェーンへの圧力が増す恐れがある。

  フィッチ・ソリューションズのアナリストらは最近のリポートでゼロコロナ政策について、「グローバルな自動車分野の供給網で中国がなお果たしている役割を考えると、世界的な影響があるだろう」と指摘。また、ロックダウン(都市封鎖)によって、自動車メーカーにはより幅広いサプライチェーンを通じた間接的影響も恐らくあると分析した。世界の自動車生産回復は2023年まで先送りされると予想している。

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原題:

Top Carmaker Shutdowns Hint More to Come in Covid-Zero China(抜粋)

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