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米利上げでも中国は金融緩和の方向-20日発表のLPR引き下げか

  • 先月据え置かれた5年物LPRが引き下げられるかどうかが焦点
  • いずれかの時点で50bpの預金準備率引き下げも-ゴールドマン
China Yuan of Mao dollar bank note are arranged for a photograph. 

China Yuan of Mao dollar bank note are arranged for a photograph. 

Photographer: S3studio

米連邦準備制度が3月にも利上げを開始しようとする中で、中国の主要金利引き下げが中国人民銀行(中央銀行)のさらなる金融緩和への扉を開くとエコノミストらはみている。

  人民銀は17日、中期貸出制度(MLF)を通じて1年物資金7000億元(約12兆6000億円)を金融システムに供給した。金利は従来の2.95%から2.85%に引き下げた。また、7日物リバースレポを通じ1000億元も供給。金利は従来の2.2%から2.1%に下げた。

中国人民銀、1年物MLF金利を2.85%に引き下げ-20年4月以来 

  MLF金利の引き下げに続き、人民銀は20日に発表するローンプライムレート(LPR)も引き下げると見込まれている。LPRは新規貸出金利の指標。1年物のLPRは昨年12月にすでに5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げられており、先月据え置かれた5年物が引き下げられるかどうかに注目が集まっている。

中国、1年物ローンプライムレート下げ-不動産で打撃の景気支援 

Rate Cut

China's slowing economy prompts PBOC to act

Source: People's Bank of China

  ゴールドマン・サックス・グループの魏琪氏らエコノミストは17日のリポートで、5年物LPRの5bp引き下げを予想。不動産ローンの参照金利である5年物の引き下げが「広範な不動産政策緩和に関するシグナルを送る」とコメントした。

  ゴールドマンはまた、人民銀がいずれかの時点で景気支援のため50bpの預金準備率引き下げを行うとも想定している。

  中国の貿易黒字が高水準で推移しているほか、外国勢による人民元建て資産の買いで外国からの力強い資本流入は続く公算が大きく、元安・資本流出圧力は引き続き小さいと分析。こうした状況も「今年の米金融引き締めにもかかわらず人民銀がさらに緩和する余地を示唆する」と指摘した。

原題:PBOC Seen Cutting Rates Further, Lowering RRR to Aid Economy (1) (抜粋)

 

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