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シティ、債券トレーディング収入大幅減-組織再編で成長強調へ

更新日時
  • 債券トレーディング収入は20%減-予想上回る落ち込み
  • 株式トレーディング収入は3%減-予想は3%の増加
A Citibank branch in New York, U.S., on Friday, Jan. 7, 2022. 

A Citibank branch in New York, U.S., on Friday, Jan. 7, 2022. 

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

米銀シティグループの2021年10-12月(第4四半期)では、市場の予想以上に債券トレーディング収入が落ち込み、トレーディング事業を予想する難しさを改めて示す格好となった。ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)は比較的好調な事業を前面に押し出すべく、組織再編に取り組む方針を明らかにした。

  第4四半期の債券トレーディング収入は前年同期比20%減と、減少率はアナリスト予想を上回った。また株式トレーディング収入は3%減少。市場予想は3%の増加だった。フレーザーCEOは決算発表資料で組織再編について説明。同行が成長を目指す富裕層ならびに企業向け資金を扱う部門について、投資家がより明確な情報を得られるように改編する。

Citigroup Inc. Latin America CEO Jane Fraser Interview
ジェーン・フレーザーCEO
出典:ブルームバーグ

  シティはここ数カ月にわたり、世界中で資産の売却を進めてきた。今回の組織再編はフレーザーCEOの今後の経営ビジョンを示すものだ。米国のコンシューマー事業と世界の富裕層向け事業を統合する一方、機関投資家向け事業を3つの主要分野に分割、また売却予定の資産・事業を統括する部門を新たに設ける。市場ではシティの一部事業について進展の度合いがあまりに判断しにくいとして、改編を求める声が上がっていた。

  第4四半期総収入は1%増で、伸びはアナリスト予想に若干届かなかった。また韓国のリテール事業縮小とアジア全体での同事業撤退に伴う一時費用が影響し、経費がかさんだ。純利益は31億7000万ドル(約3600億円)と、アナリスト予想を下回った。

  北米のコンシューマーバンキング事業の収入は6%減。自社ブランドカードの利用額が低調だったことが響いた。

  一方で投資銀行部門は好調で、収入は43%増の18億ドル。助言業務の収入は2倍余りとなった。新型コロナウイルス禍で企業が事業の見直しを進める中、ウォール街ではディールメーキングが活況となっている。

原題:Citi Traders Disappoint as CEO Signals Reorganization of Bank(抜粋)

(組織再編や決算情報を追加し、更新します)
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