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JPモルガン、トレーディング収入が予想以上の減収-経費が増大

更新日時
  • 債券トレーディング収入は前年同期比16%減
  • 商業および消費者ローンは前年同期比1%減
A man polishes a logo for JPMorgan Chase & Co. at their main office in Bangkok, Thailand, on Tuesday, May 22, 2007.
A man polishes a logo for JPMorgan Chase & Co. at their main office in Bangkok, Thailand, on Tuesday, May 22, 2007. Photographer: JACK PICONE

米銀JPモルガン・チェースの2021年10-12月(第4四半期)は、トレーディング収入がアナリスト予想以上に落ち込んだ。商業ローンと消費者ローンも前年同期を下回った。

  14日の決算発表によると、債券トレーディング収入は前年同期比16%減。アナリストは13.5%減を予想していた。人件費の上昇により経費は11%増えた。22年の経費は約770億ドル(約8兆7600億円)に膨らむとの見通しも示した。

  一方、M&A(企業の合併・買収)活況の中で投資銀行部門は好調で、四半期として過去最高の業績を上げた。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は今後の景気について明るい見通しを示した。

  新型コロナウイルスの「オミクロン変異株とインフレ、サプライチェーン目詰まりによる逆風にもかかわらず、経済は引き続き堅調だ。信用も引き続き健全で貸し倒れ償却も異例に低い。米国の経済成長を引き続き楽観しており、企業景況感も強く、消費者は雇用拡大と賃金上昇の恩恵を受けている」と同CEOは発表資料で指摘した。

  同社は22年の利益見通しも示し、マーケッツ事業を除いた純金利収入が通期で500億ドルと、前年を上回ると見込んだ。

  21年第4四半期のトレーディング収入は全体で前年同期比11%減とアナリスト予想の9%減よりも大きく落ち込んだ。債券トレーディングの減収が大きかったが、株式も2%減少した。 

  一方、M&A助言手数料は86%増えアナリスト予想を上回り、純利益の増加に寄与。純利益は104億ドルと市場予想の90億ドルを上回った。

  商業および消費者ローンは前年同期比1%減だった。

  昨年10-12月期の経費が増大した上に、今年も増加が見込まれることを受け、株価は6.2%安の157.89ドルと20年以来の下落率となった。

原題:JPMorgan Falls on Trading Revenue Slump, Muted Loan Growth (1)JPMorgan Drops Most Since 2020 on Plan for Big Spending Hike (1)(抜粋)

(株価を追加して更新します)
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