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ゴールドマンやBofAのバンカー、香港に戻れず-フライト禁止で

  • ゼロコロナ政策は香港から金融センターとしての魅力を奪いかねない
  • 豪米などからマネジングディレクター少なくとも12人戻れず-関係者

香港が8カ国からのフライトを禁止したことで、ゴールドマン・サックス・グループバンク・オブ・アメリカ(BofA)モルガン・スタンレー、UBSグループなど金融機関の幹部が同地域に戻れなくなった。新型コロナウイルス感染拡大を許さない「ゼロコロナ」政策は香港から金融センターとしての魅力を奪いかねない。

  香港を拠点とするマネジングディレクター少なくとも12人が、オーストラリアや米国などから戻れなくなっている。事情に詳しい関係者が社内事情だとして匿名を条件に明らかにした。投資銀行や資産運用、ウェルスマネジメント部門の責任者も含まれているという。

  今回のフライト禁止の前でも入境者の多くは21日間という比較的長期の隔離を義務付けられ、中国本土でのディールへの入り口となる香港の金融センターとしての機能は失われつつあった。ライバルのシンガポールなどは新型コロナとの共存を選択している。

  香港はオミクロン変異株の拡大を防ぐため、今月8日から2週間にわたって米英からのフライトを禁止。オーストラリアとカナダ、フランス、インド、パキスタン、フィリピンからの渡航も禁止している。

  金融機関側はスタッフを香港に戻そうと、リスクの度合いが「中」あるいは「低い」国を経由して入境させようとしている。時間帯が同じシンガポールが今のところ最も望ましい経由地だという。

  これら金融機関の広報担当者らはコメントを控えた。

  幹部以外の従業員も香港に戻る困難に直面しており、同地に拠点を置く金融機関の多くは21日間の隔離期間のホテル滞在費を支給している。

原題:Goldman, BofA Bankers Stranded by Hong Kong’s Covid Flight Ban (抜粋)

 

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