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ドル・円下落、リスク回避の円買いに日銀会合への警戒も-113円後半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。前日海外時間からの株安を受けてリスク回避から円買い圧力が強まったうえ、日本銀行の金融政策修正に関する観測報道で、来週の政策決定会合を警戒する声も聞かれた。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時23分現在、前日比0.4%安の1ドル=113円72銭。ここまで114円23銭を高値に一時は113円64銭と昨年12月21日以来の水準まで下落
  • 円のブルームバーグ相関・加重通貨指数は前日比0.2%高
ドル・円は昨年12月21日以来の安値を更新
 
 

市場関係者の見方

ソニーフィナンシャルグループの石川久美子シニアアナリスト

  • 来週の日銀会合で起こるのは物価見通しの上方修正程度だろうが、年初あたりまでドルロングが全体的に積み上がっていたため、ドルを売ってポジションを解消する材料があるとそちらに偏りやすいところはある
  • ポジションがある程度解消されて、これ以上下がらないとなると、米国の引き締めにまた注目が戻っていくのは自明。取りあえず昨年12月17日の113円14銭、12月安値112円50銭あたりを意識しながら、どこまで下値を切り下げるかだろう
  • リスクセンチメントもあまり良くない。米金融引き締めの早期かつペースアップでムードがネガティブに傾きがちなので、クロス円は間違いなく下というイメージ

クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長

  • パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の公聴会、米消費者物価指数(CPI)とイベントを通過し、 海外勢のドルロングの調整で地合い的にもドル・円が下がりやすい中、日銀関連報道を受けて、次期総裁人事やまだ先の話といえど政策転換の思惑から円買いの反応が出ている
  • 株が下げていることからもリスクオフの円高圧力がかかりやすい

ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクター

  • 海外勢は日銀に関する報道などから、日銀が変化するリスクを意識している面も。ただ、きょうの114円割れは需給的な側面が多く、その警戒を反映したフレッシュなフローが出ているわけでもない

背景

  • 日経平均株価は前日比364円安で取引を終えた。米主要株価指数先物は時間外取引で上昇
    • 13日の米国株式相場は反落、ハイテク銘柄で構成するナスダック100指数は昨年10月以来の安値
  • 日銀、2%の物価目標達成前に利上げの可能性も-ロイター(英文)
  • 米10年国債利回りは時間外取引で前日比2ベーシスポイント上昇の1.72%台
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