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ゴールドマンの強力エンジン、商品事業が復活-トップは賞与も最高水準

  • コモディティー事業の2021年収入は20億ドルを上回った-関係者
  • 同事業は一時、最盛期の1割も稼げない苦境に陥っていた
The Goldman Sachs & Co. logo booth on the floor of the New York Stock Exchange.
The Goldman Sachs & Co. logo booth on the floor of the New York Stock Exchange. Photographer: Scott Eells

米金融大手ゴールドマン・サックス・グループのコモディティー(商品)デスクはかつて、同行トレーディング事業の強力なエンジンだった。しかしその後の同デスクの収益力は年々落ちているようにみえ、2017年までには3億ドル(約343億円)を稼ぐこともできなくなった。これは最盛期の1割にも満たない水準で、最高幹部らは先行きを案じていた。 

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ゴールドマンのデービッド・ソロモンCEO
Source: Bloomberg

  しかしコモディティーデスクは21年の最後の数カ月にペースを加速し、年間収入は22億ドルを超え、高水準だった前年をも上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中で、ウォール街の風向きが変わったことを象徴する勢いだ。

  特にゴールドマンのエネルギートレーダーは、相場が乱高下する中で力を発揮。米国の送電網を巡るトラブルや昨年末の欧州市場動揺の機会を捉えて収益を確保。20年に原油先物価格が初のマイナスとなった際もその機を逃さなかった。

  コモディティーデスクの責任者エド・エマーソン氏(45)は、同僚や支えてくれていた上司が相次いで去った後の苦しい状況を、今回の回復局面に変えた。事情に詳しい複数の関係者によれば、今回のボーナスシーズンで同氏の受取額はゴールドマンのパートナーの中でも最高水準となる。

  同行は21年10-12月(第4四半期)決算を18日に発表する予定だが、コモディティーデスクの収入は通常開示していない。

  ゴールドマンの広報担当者もコメントを控えた。

Goldman's shares have soared in the past two years
ゴールドマンの株価(白)とS&P500金融株指数(青)の推移、指数化
出所:ブルームバーグ

原題:A Goldman Trading Desk Dodged the Ax to Mint Billions Again(抜粋)

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