コンテンツにスキップする

米PPIは予想下回る前月比0.2%上昇、インフレ沈静化の兆しか

更新日時
  • 12月PPI、前年比で9.7%上昇-市場予想9.8%上昇
  • コアPPIは前月比0.5%上昇、予想と一致
A factory worker uses a piece of machinery to cut wooden components at the Colonial House Furniture Inc. wood shop in Auburn, Kentucky, U.S., on Wednesday, Dec. 1, 2021. 

A factory worker uses a piece of machinery to cut wooden components at the Colonial House Furniture Inc. wood shop in Auburn, Kentucky, U.S., on Wednesday, Dec. 1, 2021. 

Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

2021年12月の米生産者物価指数(PPI)は予想を下回る伸びにとどまった。エネルギーと食品の価格低下が指数を押し下げ、コスト圧力が和らぎ始めた可能性を示唆した。

キーポイント
  • 12月の総合PPIは前月比0.2%上昇
    • エコノミスト予想の中央値は0.4%上昇
    • 前月は1.0%上昇(速報0.8%上昇)に上方修正
    • 前年比では9.7%上昇(市場予想は9.8%上昇)
      • 2010年の統計開始後で2番目に大きな伸び
  • 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.5%上昇
    • 市場予想と一致
    • 前年同月比では8.3%上昇(市場予想8.0%上昇)

  食品とエネルギー、貿易サービスを除くPPIは前月比0.4%上昇。前年同月比では6.9%上昇した。最も変動の大きい要素を取り除いていることから、一部のエコノミストはこの指標を重視している。

Peak Pressures?

U.S. producer prices on an annual basis cooled last month from peak in November

Source: Bureau of Labor Statistics, Bloomberg survey

  ガソリンと食品のコスト低下が12月の指数減速に反映された。サービスの価格は前月比で上昇したものの、ペースは鈍化。資材と労働力の不足に輸送網の目詰まりが加わったことによる昨年の急激なインフレは、沈静化に向かう可能性が示唆された。

  ただ新型コロナウイルスのオミクロン変異株による感染拡大が労働者を職場から遠ざけ、向こう数カ月の財価格に上振れリスクをもたらしている。

米新規失業保険申請件数、前週比2万3000件増の23万件-予想20万件

  オックスフォード・エコノミクスのエコノミストらはリポートで、「PPIは予想を下回る上昇となり、明るいムードで1年を終えた」と指摘しつつ、「供給制約がなかなか解消されず、生産者物価はこの先も短期的に記録的な水準近辺にとどまるだろう。オミクロン株の急速な感染拡大がインフレ圧力をあおることを考慮すれば、なおさらだ」と解説した。

  12月は生産過程における比較的早い段階での物価を反映する中間財が、前月比で0.3%低下した。この数字が下げたのは2020年4月が最後。前年比では12月に24.4%上昇した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Smaller Gain in U.S. Producer Prices Hints of Cooler Inflation(抜粋)

(統計の詳細やエコノミストのコメントを追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE