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中国の一部大手銀行が融資制限、地方政府系の不動産事業-関係者

更新日時
  • 地方政府の土地を融資平台が購入-事実上、売り手と買い手が同じ
  • 13日の中国株式市場では不動産関連銘柄が下落

中国で複数の大手銀行が地方政府の資金調達事業体(LGFV)が手掛ける不動産事業への資金提供に一段と慎重になっている。民間の不動産開発会社に代わり土地の主要な買い手として浮上したLGFVについて、過度なリスクを負っている可能性を懸念しているためだと事情に詳しい関係者が明らかにした。

  少なくとも国有銀行5行が今年に入り、土地を買い入れ新規の不動産プロジェクト開発を目指しているが財務力が比較的弱いLGFVや国有企業に向けた融資に新たな制約を設けた。非公開情報だとして事情に詳しい関係者が匿名を条件に語った。銀行側は地方経済の財政力と不動産プロジェクトの販売見通し見極めに一段と厳しくなっている。

  中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)はコメント要請に応じていない。

Loans to developers dropped for two quarters after peaking
 
 

  LGFVは「地方融資平台」とも呼ばれ、地方政府が簿外で資金を集める手段となっている。天風証券の孫彬彬アナリストらは12日のリポートで、 地方政府は資金不足の不動産開発各社に土地を売却できず、LGFVによる購入に一段と頼らざるを得なくなっており、事実上、売り手と買い手は同じだと指摘した。銀行側が講じた融資制限は土地販売をさらに落ち込ませる可能性がある。

  13日の中国株式市場では、中国不動産開発会社から成るブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の指数が4%を超える値下がり。CSI300不動産指数は一時2.9%下落した。

原題:China Banks Curb Property Loans to Local Government Firms (1)(抜粋)

(2段落目に加筆し、4段落目以降を追加して更新します)
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