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出産奨励で紙幣増刷求めたエコノミスト、中国版ツイッターの利用禁止

  • 任沢平氏は「関連法規制に違反」と微博-禁止理由は示さず
  • 任氏は今後10年にわたり年36兆円相当の紙幣増刷を提案

中国の著名エコノミスト、任沢平氏が中国版ツイッターとも呼ばれる「微博(ウェイボ)」の利用を禁止された。任氏は数日前、出産奨励の補助金を賄うため中国人民銀行(中央銀行)に毎年2兆元(約36兆円)相当の紙幣増刷を向こう10年にわたって求める投稿を別のソーシャルメディア「微信(ウィーチャット)」にしていた。

  微博によれば、任氏は「関連法規制に違反」したという。同氏の利用を禁止した理由には触れていない。微博の広報担当者に詳細説明を求めたが、返答はなかった。任氏は流動性危機に陥っている大手不動産開発会社の中国恒大集団を昨年辞めている。

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任沢平氏
 

  任氏は人民銀が増刷する年2兆元は、政府が出産奨励や保育所設置の補助金として活用できると主張し注目を集めていた。家庭や企業、地方政府の負担を増すことなく、今後10年で新生児を5000万人増やすことが可能な計画だと試算していた。

  微信によると、任氏の文章は今月10、11両日に投稿されたが規則違反を理由に削除された。

  中国の出生率は2020年に過去最低を記録。任氏は1975-85年生まれの人々に子どもを増やすよう促すべきだと指摘し、この世代は子どもを持つことがまだ望ましいと考えているためだと説明。90年よりも後に生まれた人は結婚にすら消極的だとの見方を示していた。

原題:Chinese Economist Banned From Weibo After Baby Subsidy Call (1)(抜粋)

 

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