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NATOとロシアになお大きな相違、ウクライナ情勢巡り-理事会

  • 外交での成功の機会与えるのはロシアの責任-米国務副長官
  • ウクライナのNATO加盟、ロシアに拒否権ないと事務総長

北大西洋条約機構(NATO)は12日、ロシア軍による国境付近での軍備増強で緊迫化するウクライナ情勢を巡り、NATO加盟国とロシアとの対話枠組み「NATOロシア理事会」の会合をブリュッセルで開催した。米国はロシアに対し、緊張緩和に向けた措置を講じるかどうか選択するよう求めた。

  シャーマン米国務副長官は会合後に記者団に対し、緊張緩和へのコミットメントも緊張緩和しないとの言及もなかったと指摘。「ロシアの行動が今回の危機を招いたのであり、緊張を緩和し、外交での成功の機会を与えるのはロシア側の責任だ」と述べた。

  NATOのストルテンベルク事務総長は会合後の記者会見で、NATOとロシアには依然「大きな相違」があるとした上で、NATOはロシアがウクライナ情勢巡る緊張を緩和するよう望んでいると語った。次回会合が設定されなかったことについて同総長は、NATO側は再協議に前向きだが、ロシア側は日程を確約する準備が整っていなかったと説明した。

  ロシアはNATOに対し新たな加盟国の受け入れ停止を要求していたが、進展の兆しは見られなかった。ストルテンベルグ氏は、NATOと加盟申請国だけが加盟を決定できるとの認識をあらためて示し、ウクライナ加盟の可否についてロシアは「拒否権を持っていない」と指摘した。

  今回の会合に先立ち、米ロによる安全保障協議が今週初めにジュネーブで開催されたが、欧米側はウクライナ情勢を巡りプーチン大統領の真意の見極めになお苦慮している。

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原題:U.S. Says Russia Must Make Choice on Ukraine After NATO Meeting(抜粋)

 

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