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元ノムラのMBSトレーダー、再審理の回避で米検察当局と合意

  • シャピロ被告、17年に8件で無罪、共謀罪1件で評決不能と陪審評決
  • ダイバージョン・プログラム終了後に事件は取り下げへ

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの元マネジングディレクターのロス・シャピロ被告は、モーゲージ担保証券(MBS)価格で顧客に虚偽の情報を伝えて共謀した罪についての再審理を回避することで米コネティカット州の連邦検察当局と合意に達した。

  ノムラの元MBS担当ヘッドトレーダーだったシャピロ被告は、2017年の裁判で8件で無罪、共謀罪1件で評決不能との陪審評決を受けていた。同被告は11日、1年間の公判前ダイバージョン・プログラム(条件付き刑事訴追猶予制度)を終了できるよう、迅速な裁判と出訴期限法の権利を放棄することに同意した。被告が新たな罪を犯さないことなどプログラムの条件を順守した場合は、終了後に訴追は取り下げられる。

  同被告はウォール街の債券トレーダーに使われていた疑わしい手法への当局の取り締まりで摘発された6人余りのうちの1人。元ノムラのトレーダーであるマイケル・グラミンス氏は共謀罪1件で有罪評決を受けた一方、タイラー・ピータース氏は無罪とされた。

  ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルは2019年7月、MBSの販売交渉中に虚偽の情報を伝えたとされたトレーダーの監督を怠ったとの米監督当局の主張について解決するため、顧客への2500万ドル(現在の為替レートで約29億円)の返還に同意。シャピロ被告は18年10月に米証券取引委員会(SEC)と金融業界への就労禁止処分に合意した。

  検察当局とシャピロ被告の弁護士はコメントを控えた。

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原題:

Ex-Nomura Trader to Avoid Retrial in Deal With U.S. Prosecutors(抜粋)

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