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ボスティック総裁、当局は3月利上げで「行動の用意」-インフレ抑制

  • 利上げ開始のかなりすぐ後にバランスシート削減を目指すべきだ
  • 「経済の軌道は極めて前向き」-ブルームバーグ・ニュースに語る
Raphael Bostic, president and chief executive officer of the Federal Reserve Bank of Atlanta.

Raphael Bostic, president and chief executive officer of the Federal Reserve Bank of Atlanta.

Photographer: Elijah Nouvelage/Bloomberg

米アトランタ連銀のボスティック総裁は10日、金融当局がインフレ抑制のため3月にも利上げを開始し、その「かなりすぐ」後にバランスシートの削減に着手する必要があるかもしれないとの考えを示した。

  ボスティック総裁は同日行われたブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、「インフレが制御不可能とならぬようにするため、当局には行動の用意がある。それが私や同僚の発言で人々に伝えるべき最も重要なメッセージだ」と指摘。「われわれは細心の注意を払っており、必要なことは何でも行い、経済が良い状態を保つよう万全を期す」と語った。

Federal Reserve Bank Of Atlanta President Raphael Bostic Speaks At Harvard Business School Club
ボスティック総裁
 

  昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合後に発表された経済予測の金利予測分布図(ドット・プロット)について、ボスティック総裁は自身の2022年利上げ回数見通しを3回とし、9月の前回予測の2回から上方修正したことも明らかにした。景気拡大や労働市場の急速な引き締まり、上振れのサプライズをもたらしたインフレを反映したものだと説明した。

The Fed's New Dot Plot
 
 

  また、雇用創出とインフレの動向を踏まえれば「今春に利上げに踏み切ることができるだろう」と述べ、インフレ率が「過去数カ月にわたって記録してきたような数値で今後も推移するのであれば、3月の利上げ開始が適切になると考える」とコメントした。今年最初のFOMC会合は今月25、26両日に開催予定で、その次は3月15、16両日に開かれる。

  8兆7700億ドル(約1010兆円)規模に膨らんだ連邦準備制度の資産を巡っては、「利上げ開始のかなりすぐ後に、安心してバランスシート削減を目指すべきだろう」とし、利上げ開始からほぼ2年が経過してからバランスシート削減に着手した「前回の事例に比べ、経済はずっと力強い状態にある」と話した。

  ボスティック総裁は「経済の軌道は極めて前向きだ。インフレは私の予想よりはるかに勢いが強く、経済全体の全般的な力強さと合わせて考えれば、緩和策を巻き戻すには良い状況だ」と強調した。

原題:Fed’s Bostic ‘Ready to Act’ to Cap Inflation With March Liftoff (抜粋)

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