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輸入EV急拡大、普及遅れる日本で変化の兆し-テスラ値下げ効果

更新日時
  • 昨年の輸入EV新規登録8610台、前年比約2.7倍-市場シェアも拡大
  • 「モデル3」の大幅値下げでテスラの21年販売台数は大幅に増加か

電気自動車(EV)不毛の地とされてきた日本に変化の兆しが見えてきた。

輸入EVが大幅増

出典:日本自動車輸入組合

  日本自動車輸入組合の11日の発表によると、2021年の輸入EVの新規登録台数は8610台と前の年(3238台)の約2.7倍に拡大した。輸入車販売全体に占めるシェアでも3.3%と20年の1.3%から増加した。

 輸入EVの販売拡大を牽引したのは米テスラとみられる。テスラは日本での出荷台数を明らかにしていないが、同社は昨年、主力EV「モデル3」を大幅値下げしたことで販売が急拡大していた。

  日本自動車輸入組合が同日発表した乗用車のメーカー別新規登録台数データでは、テスラが分類される「others(その他)」の区分の昨年の販売台数は前の年比約2.8倍の5232台だった。

  海外ブランドではメルセデスやBMW、アウディ、プジョーなども日本市場にEVを投入している。

EV Batteries at InterBattery 2021 as Global Sales Surge
メルセデスが日本で販売するEV「EQC」。テスラ以外にも日本市場にEVを投入する海外メーカーは増えている(2021年6月9日、ソウル)
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

  日本自動車輸入組合の広報担当の小野寺誠氏は、輸入EV販売は「各社が積極的に21年に新しいモデルを発表、投入したこともあり、急拡大した」と説明。今年も新型EVを投入するメーカーや新規参入する企業もあることから、販売はさらに拡大する可能性があるという。

  一方、世界的な半導体不足の影響は海外の自動車メーカーにも波及しており、輸入車新規登録台数は9月以降4カ月連続の減少となった。輸入EVは前年比でプラスが続いているものの伸びに鈍化傾向がみられることから、小野寺氏は急成長を続けるためには半導体不足の解消が必要との見方を示した。

 

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(輸入車販売全体の動向を追加して更新します)
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