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ECBシュナーベル氏、エネルギー移行でインフレ見通し上振れリスク

  • 経済予測のエネルギー分野の詳細な想定に「大幅な不透明感ある」
  • 原油価格が21年11月の水準ならユーロ圏インフレ率は24年に2%も

欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は8日、欧州の温室効果ガス削減への取り組みや環境に優しいエネルギーへの移行でECBのインフレ見通しが上方修正を迫られるかもしれないとの見解を示した。

  米経済学会(AEA)向けの講演で同理事は「高水準の過剰貯蓄や供給混乱の長期化の中、エネルギーの移行でインフレ率がより長期間にわたって一段と高い水準にとどまる可能性があり、インフレ期待が不安定化するリスクを高めるかもしれない」と述べた。また、そうなった場合、ECBは行動を余儀なくされるだろうと発言した。 

Inflation Outlook

ECB staff projections see consumer prices rising annual 3.2% in 2022

Source: Eurostat, ECB

  ECBの最新経済予測ではインフレ率は今年3.2%に達した後、2023年と24年に1.8%に鈍化すると見込まれる。しかしシュナーベル理事は、こうした予測を構成するエネルギー分野の詳細な想定に「大幅な不透明感がある」と言及した。

  ある分析では「原油価格が21年11月の水準にとどまれば」、ユーロ圏消費者物価指数(CPI)上昇率は24年に2%のECB目標に達すると示唆されていると述べた。

原題:

Energy Transition Is Upside Risk to ECB Forecasts, Schnabel Says(抜粋)

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