コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(1月11日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は続落、リスク回避広がる-金利上昇し電機など成長銘柄売り

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は3日続落。米S&P500種株価指数が5営業日連続で下落し、リスクを回避する売りが広がった。米雇用統計は労働市場の急速な改善を示し、同国で金融引き締め観測が強まった。米長期金利が約2年ぶりに1.8%に一時上昇したため、割高感の出やすい電機や精密機器などの成長株に売りが出た。半面、銀行や保険といった金融株は商いを伴って上昇。午後に国内の長期金利も上昇したのが追い風になった。割安株で構成するTOPIXバリュー指数が上昇し、相場を支えた。

  • TOPIXの終値は前営業日比8.86ポイント(0.4%)安の1986.82
  • 日経平均株価は256円08銭(0.9%)安の2万8222円48銭

第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミスト

  • 米金融引き締めの前倒し観測が強まっており、キーエンスや日本電産など株価収益率(PER)の高い銘柄に売りが出た
  • 米金融引き締めの警戒感が残る中で成長銘柄には買いを入れにくく、日本の株価指数は上値の重い展開が続くだろう
  • ただ米長期金利が1.8%まで上昇したのは正常な水準。米政策金利が2%近くまで利上げが続くと意識されているもので、年末の1.4%台は違和感があった

東証33業種

下落率上位電機、化学、金属製品、精密機器、海運
上昇率上位保険、銀行、証券・商品先物取引、空運

●債券は下落、米長期金利が2年ぶり高水準-先物に大口の売りとの声

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。前日の米国市場で長期金利が一時2年ぶりの高水準となったことを受けて売りが優勢となった。先物主導で売られたほか、このところの金利上昇で持ち高調整の売りが出たとの声も聞かれた。

 

  • 新発10年債利回り前営業日比2ベーシスポイント(bp)高い0.15%と、昨年3月5日以来の高水準
  • 長期国債先物3月物の終値は21銭安の150円76銭で引けた。米長期金利上昇の流れを引き継ぎ安く始まったが、売り一巡後は小幅上昇。午後に入ると再び売りが優勢となり下落幅を拡大。引けにかけて一時150円71銭まで下落した

SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジスト

  • 日銀オペはおおむね無難な結果だった
  • 先週末と同様、先物に大口の売りが出て先物主導で現物も売られた
  • すでに年4回の米利上げは織り込まれており、米長期金利の上昇は今後鈍る可能性も。今週の一連の米債入札で需要がある程度確認されれば、金利上昇がピークアウトする材料になるかもしれない

日銀オペ

  • 応札倍率は残存期間1年超3年以下が2.15倍、5年超10年以下が2.14倍といずれも前回(それぞれ2.41倍、2.49倍)を下回った
  • 備考:日本銀行の長期国債買い入れオペ結果

●ドル・円は115円台前半、実需中心に買いもリスク資産への警戒残る

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=115円台前半でほぼ横ばい。前日の海外時間に米株安などを受けて下落したものの、この日は実需中心の買い戻しなどが入った。ただ、米早期利上げを巡るリスク資産への警戒が残り、上値は限定だった。

 
  • ドル・円は午後3時20分現在、前日比ほぼ変わらずの1ドル=115円21銭。ここまで115円18銭を安値に一時115円39銭まで上昇

マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト

  • 金利とリスクオンの綱引きの中、前日円全面高になった動きの巻き戻しになっている
  • 基本的に米金利上昇はドルにとって買い材料でポジティブな要因。ただ、そのスピードが速過ぎると株式にとってネガティブのため、それを要因としたリスクオフは円買いを促す可能性
  • 短期的にはリスクセンチメントの悪化がドル・円相場にとって影響が強い。特に市場がドル買いに傾いているため、その巻き戻しが入ると急激に下げるリスクはある
  • ただ、スピードの問題のため、緩やかな上昇のうちは調整しながらドル・円の安値は拾われやすい
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE