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キャシー・ウッド氏の旗艦ファンド、空売り比率が過去最高に接近

  • ARKKの空売り比率は6.86%に上昇、資金調達コスト上昇でも
  • 低金利時代は終わりとの考え方が高バリュエーションのテク株に打撃

著名投資家キャシー・ウッド氏が手掛ける最大のファンドは、年明けのテクノロジー株売りで15%近く下落。トレーダーはさらなる打撃が待ち受けているとなおも見込んでいる。

  IHSマークイットのデータによれば、運用資産143億ドル(約1兆6500億円)規模の「アーク・イノベーションETF」(ティッカー、ARKK)は、発行済み口数に対する空売りの比率が6.86%と、同ETFで過去最高の6.89%まであとわずかの水準に跳ね上がった。

  米金融当局のタカ派転換を受けた米国債利回りの上昇を背景に、同ETFは今年既にテクノロジー株全般より急ピッチで売り込まれている。

  2020年にハイリスク・ハイリターンの投機的テクノロジーセクターの旗頭となったARKKは、その後は資金調達コストが上昇したにもかかわらず空売りの標的として人気を集めるようになった。低金利時代はもう終わりという考え方が、ウッド氏や同氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントが選好する高バリュエーションで赤字経営の成長株に打撃を与えている。

Bets against ARKK surge amid tech carnage
ARKKの発行済み口数に対する空売りの比率
出所:IHSマークイット、ブルームバーグ

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は「今はうまくいっているトレードだが、その一方で米金融当局者の1人でも少しハト派寄りの発言をすればARKK株の急騰を招く可能性があるため、リスキーだ」と指摘。「ARKKを空売りするのは、米金融当局が今度は本気だと賭けるようなものだ」と付け加えた。

  ARKKは10日、一時5.1%下落した。20年に150%近い大幅高を演じた同ETFは21年に約24%下落した。

原題:

Cathie Wood’s Ark Sees Near-Record Short Bets in Tech Wreck (1)(抜粋)

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