コンテンツにスキップする

米国株に押し目買いを、下落は過剰-JPモルガンのコラノビッチ氏

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

マルコ・コラノビッチ氏率いるJPモルガン・チェースのストラテジストは、米国株に押し目買いを入れ始める時であるとの見解を示した。

  同氏は10日の顧客向けリポートで、「連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に反応したリスク資産の下落はほぼ間違いなく行き過ぎだ」と指摘。「金融政策の引き締めは漸進的で、リスク資産が対応できるはずのペースとなる可能性が高い。しかも、景気が力強く回復している局面に起こっている」と論じた。

  利上げ観測を背景に割高なハイテク株が売りを浴び、S&P500種株価指数は年初からの滑り出しが2016年以降で最悪となっている。

JPMorgan’s Kolanovic says it's time to buy the dip
 
 

  コラノビッチ氏は金利先高観が割高銘柄への圧力となっていることを認めながらも、景気が拡大を続けているため、強気相場が頓挫することはないと強調。新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大でパンデミック(世界的大流行)が終了する可能性が高く、第2四半期に景気を押し上げる要因になると予想した。

  さらに「株式には前向きな見解を維持しており、オミクロンが最終的にはリスク資産にとってプラス材料になるとみている。この変異株は感染力が強いものの軽症で済むため、犠牲者を減らし、パンデミックからエンデミック(地域的流行)への移行を速める」と記述した。

  バリュー株については、引き続き選好していると指摘。長い間、注目を浴びていない景気敏感株がその大半を占め、現在は株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)が低いと説明した。グロース株がより継続的に循環物色から外れるとの期待が復活し、バリュー株取引は今年、非常にすばらしい成績を収めるとの見通しを示した。

原題:

JPMorgan’s Kolanovic Says It’s Time to Buy the Dip in Stocks(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE