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オミクロン株による欠勤、米景気回復を阻害する恐れ-人手不足広がる

  • 旅客便の欠航に加え、工場や食料雑貨店、港湾にも影響
  • 先週だけで500万人余りの勤労者が出勤できなくなったとの推計も
Travelers wait in line at a Spirit Airlines check-in counter at Newark Liberty International Airport (EWR) in Newark.

Travelers wait in line at a Spirit Airlines check-in counter at Newark Liberty International Airport (EWR) in Newark.

Photographer: Christopher Occhicone/Bloomberg

米国で新型コロナウイルスのオミクロン変異株が急拡大する中で、米景気の力強い回復は政策担当者でも制御不能な「欠勤」という新たな脅威にさらされている。

  ホリデーシーズンにパイロットや他のスタッフの発症や隔離で欠航が相次ぐという形で始まり、病欠による人手不足は工場や食料雑貨店、港湾にも広がった。そして再びサプライチェーンが脅かされている。

  こうした欠勤の広がりが既に生産を抑制し、エコノミストの一部は年初に1-3月(第1四半期)の見通しを引き下げた。大方の予想通り、打撃が一時的なものにとどまるとしても、混乱や操業停止に伴い一部セクターの脆弱(ぜいじゃく)な回復が遅れ、企業の将来の計画の重しになる公算が大きい。

Flight Cancellations Greet The New Year Due To Storms, Omicron
米ニュージャージー州ニューアーク・リバティー国際空港のチェックインカウンターの行列(1月3日)
Source: Bloomberg

  首都ワシントンのピザチェーン、リドピザのジェームズ・ビール最高経営責任者(CEO)は「いつ自分の身に降り掛かるか分からない」と述べ、先週は110店舗のうち少なくとも3店舗が休業を余儀なくされ、最大5店舗が営業時間を短縮したと説明した。

  キャピタル・エコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、アンドルー・ハンター氏は、先週だけで500万人余りの勤労者が出勤できなくなったと推計。「短期的には事態が悪化する可能性が高いばかりだ。オミクロン株が経済の脅威でないというこれまでの通念は楽観的すぎると分かるかもしれない」と顧客向けリポートで指摘した。

原題:

Omicron Absenteeism Poses Fresh Test to U.S. Economic Strength(抜粋)

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