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米10年債利回り上昇、昨年のピークを上回る-雇用統計で債券売り加速

  • 米国債利回り曲線はベアスティープ化、インフレ懸念が後押し
  • 3月利上げの確率は今や90%付近、スワップ市場示唆

7日の米国債市場で10年債利回りは上昇を続け、ほぼ2年ぶりの高水準を付けた。昨年12月の米雇用統計で賃金の力強い伸びが明らかになり、インフレ懸念が再燃。米金融当局が3月に利上げを開始するとの見方が強まった。

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  平均時給の伸びは前年同月比4.7%と、市場予想の4.2%を上回った。急速な賃金上昇は当局が金融引き締めを加速させる論拠になるため、債券市場には新たな弱材料となった。

  米5年債利回りは一時5.1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.52%と、2020年初め以来の水準に切り上がった。10年債利回りは1.782%に上昇し昨年の最高を超えるなど、米国債は全年限で売られている。

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  雇用統計が発表される前のスワップ市場は、米利上げ開始の時期は5月の方が可能性が高いと示唆していたが、今では3月に0.25ポイントの利上げが行われる確率を88%と織り込んでいる。

 

U.S. 10-year note's yield is highest in nearly two years
米10年債利回り
出所:ブルームバーグ

原題:

U.S. 10-Year Yield Exceeds 2021 High in Deepening Bond Rout(抜粋)

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