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ヘッジファンド、バリュー株へのエクスポージャーが4年ぶり高水準

Stock market financial growth chart from above on dark background.

Stock market financial growth chart from above on dark background.

Photographer: Yuichiro Chino/Moment RF

米金融当局が引き締め加速の姿勢を示唆する中、ヘッジファンドはバリュー株を買い増す一方で割高な銘柄の売りを進めており、これが昨年3月以来で最も顕著な株式ローテーションを加速させる一因となっている。

ヘッジファンドが割高なハイテク株大量売却、米利上げ警戒感強まる

  JPモルガン・チェースのプライムブローカレッジによれば、ロングショート戦略を取る株式ファンドは、バリュー株へのエクスポージャーがグロース株との相対的な比較で少なくとも4年ぶりの高水準となっている。

  米金融当局が利上げ実施でインフレと闘う姿勢を鮮明にする中、ファストマネー投資家によるポジションのシフトは金融市場全般で見られる動きを映し出している。インフレ調整した実質ベースの債券利回りは急伸しており、投資家の目はより短期的なキャッシュフローをもたらすことの多い割安株に向かっている。

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  バリュー株を買い、割高株を売る戦略では過去5営業日のリターンがプラス7%と、ここ10カ月で最高となっている。

  ジョン・シュリーゲル氏率いるJPモルガンのチームは6日付のリポートで、「総じて、2022年はここしばらく目にしなかったほどシクリカル/バリューの傾向が強いスタートとなっているようだ」と指摘。「歴史的な観点から見たグロース株の『売られ過ぎ』の状況からは近く反発があり得ることも示唆されるが、年内の米金融政策と利回り、経済の見通しを踏まえるとグロース株反発の可能性は不明瞭だ」と分析した。

原題:Hedge Funds Boost Value-Stock Exposure to Highest in Four Years(抜粋)

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