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ソフトバンクGが劣後債5500億円発行へ、同社最大規模-個人向け

更新日時
  • 7年債、利率は仮条件2.15-2.75%の上方で決定か-BIチェン氏
  • 個人向け社債市場、22年は総額1.5兆円が償還予定-ブルームバーグ

ソフトバンクグループが個人投資家向けに劣後債5500億円を発行する。発行額は同社の円建て債として過去最大規模となる見込みで、発行条件は20日に決める。

  7日付で関東財務局に訂正発行登録書を提出した。年限は7年で、利率の仮条件は2.15-2.75%。債券格付けは日本格付研究所(JCR)から「BBB+」を20日付で取得する予定だ。

  ソフトバンクGの起債は、個人向けと機関投資家向けに総額5000億円を発行した2021年9月以来となる。同社では15年に発行した個人向け劣後債が今年2月に満期を迎える。同社資料によるとこの社債は昨年9月末時点で4000億円超の残高がある。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのシャロン・チェン氏は7日、新発債の利率は仮条件のレンジ上方で決まる可能性が高いとの見方を示した。発行額の大きさに加え、信用力が弱含んでいるため。同氏の分析によると、ソフトバンクGの調整後LTV値(保有資産に対する負債の割合)は、30%以下だった昨年6月から足元で35%程度に上がったという。

  ソフトバンクGが公表しているLTV値は21年9月末時点で18.7%。同社はLTVの水準を、「金融市場の平時は25%未満」とすることを経営指標としている。

  ブルームバーグのデータによると、22年は国内企業による個人向け社債が総額1兆5000億円近く償還となる見通し。規模の大きいソフトバンクGの今回債を除いても1兆円程度に上り、一定の借り換えニーズも想定される。

2022年は約1兆5000億円の個人向け社債が償還する予定

償還予定額

ブルームバーグ

注)劣後債は初回コールを迎える年を償還年として計算

(第5段落にLTV値について追加し更新します)
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