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ドル・円は115円後半、米早期利上げ観測のなか米雇用統計見極めへ

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=115円台後半中心に小動き。株価反発や実需の買いにより一時116円台に乗せたが、米早期金融引き締め観測がくすぶる中、日本株が下げに転じたこともあり、伸び悩んだ。この日の夜間に発表される米雇用統計を見極めようと、午後にかけては様子見の展開となった。

 
  • ドル・円は午後3時25分現在、前日比0.1%高の115円93銭。ここまで115円83銭から116円05銭の値動き
  • ユーロ・ドルももみ合い。同時刻現在はほぼ変わらずの1ユーロ=1.1302ドル
米雇用統計待ち
 
 

市場関係者の見方

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • 年明けから利上げ期待の米金利上昇もあり、円売りが進んだが、ここ2、3日はリスクアセットが軟調でリスクオフの円買いもあり、結果的にドル・円はレンジ推移になっている
  • 仲値は実需の買いもあり一回116円台を付けたが、その後は米雇用統計待ちで様子見。ただ、金融政策スタンスの違いで円は売られやすい通貨になっているので、ドル・円の上昇基調は続くだろう

三菱UFJ銀行の丸山元気上席調査役(ニューヨーク在勤)

  • 今週しっかり動いたので、週末・米雇用統計前ということであまりばたばたやるようなイメージは湧きにくい
  • 米雇用統計はオミクロン株の影響が不透明で、ヘッドライン以外の平均時給や労働参加率なども見ながらとなると、どうなるか分からない。ただ、どちらかというとドルロングに傾いている分、弱い数字が出ると下方向のリスク警戒はありそう
  • 米雇用統計を受けて米金融当局がどういう方向に傾いていくのか。だいぶみえてきている感じはするが、それでも早期の利上げや緩和縮小を見込んだ取引がもう一段進むのかが注目

背景

  • 昨年12月の米雇用統計について市場予想では非農業部門雇用者数が前月比44万7000人増となっている。失業率は前月から0.1ポイント低下の4.1%の見込み
  • 6日の米国債市場では短期債中心に売りが継続し、米10年債利回りは一時1.751%と2021年の最高水準に接近。7日のアジア時間の取引では1.72%付近で推移
  • アジア時間の米株価指数先物は上昇。一方、日本株は上昇が続かず、日経平均株価は前日比9円安で終了
  • 米セントルイス連銀のブラード総裁は6日、早ければ3月会合での利上げ開始が可能であり、その後はインフレ高進への対応における次のステップとしてバランスシート縮小に着手することはあり得ると発言
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