コンテンツにスキップする

【債券週間展望】長期金利に上昇圧力、米早期利上げ観測で投資家警戒

2022年1月第2週(10日-14日)の債券市場では、長期金利に上昇圧力がかかると予想されている。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が高まっており、投資家の慎重姿勢が強まるとみられている。

市場参加者の見方

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 米雇用統計で失業率が予想並みか予想を上回る改善を示せば、3月米利上げの確率が高まり、米長期金利の上昇を通じて国内長期金利にも上昇圧力がかかるだろう
  • その場合は日本銀行の長短金利操作の修正を巡る思惑も浮上し、長期金利は2月に0.15%を超えてくる場面があるかもしれない
  • 米雇用統計が予想より悪化すれば米金利の先高観が後退し、国内債券も絶好の買い場になるだろう
  • 新発10年債利回りの予想レンジは0.11%~0.14%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米国債利回りの上昇を受けて国内債券相場は軟調に推移しており、円安見通しの強まりで物価上昇が警戒され始めたことも利回り上昇圧力になっている
  • 買い材料は乏しく上値の重い相場展開が続こうが、日本は景気回復や物価上昇が遅れ日銀が現状の金融緩和を粘り強く続ける姿勢を維持しているため、利回りの急速な上昇は見込みづらい
  • 米国の早期利上げへの警戒感が続く見通しで、投資家は上値追いには慎重な姿勢を維持しよう
  • 新発10年債利回りの予想レンジは0.09%~0.14%

国債入札予定

 対象発行予定額
12日5年債2兆5000億円程度
14日20年債1兆2000億円程度

 

日銀買い入れ予定

 対象年限買い入れ予定額
11日1-3年4500億円
 5-10年4250億円

主な材料

  • 11日:米上院銀行委員会でパウエルFRB議長の再任指名承認公聴会
  • 12日:日銀支店長会議、黒田東彦総裁あいさつ、地域経済報告
  • 12日:米消費者物価指数(CPI、12月)
  • 13日:米上院銀行委員会でブレイナードFRB理事の副議長指名承認公聴会
  • 14日:国内企業物価指数 (12月)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE