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米ISM非製造業指数、12月に急低下-前月の過去最高から一転

更新日時
  • 非製造業総合景況指数は62に低下、市場予想67-前月69.1
  • 業況が3カ月ぶりの低水準、新規受注は8.2ポイント低下

米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の非製造業総合景況指数は、前月記録した統計開始後の最高水準から大幅に低下した。業況や新規受注の伸び減速を反映した。

キーポイント
  • ISM非製造業総合景況指数は62に低下
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想全てを下回る
      • 予想中央値は67
    • 前月は69.1
    • 指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す

  7.1ポイントという前月比低下幅は2020年4月以来の大きさで、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の悪影響が旅行や外食、娯楽など対面型サービスを提供する業者に及び始めたことを示唆する。指数はそれでも、新型コロナがパンデミック(世界的大流行)となる前の水準を大きく上回っている。

U.S. services index slid at year-end after record growth a month earlier
ISM非製造業総合景況指数(上)と、細目の業況(下、白線)と新規受注(下、青線)の推移
ISM

  ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は、「12月は大半の指数が低下したが、サービス業界の拡大ペースは堅調が続いている」と発表資料で指摘。その上で「インフレやサプライチェーン問題、能力の制約、物流面の課題や人手・物資不足に引き続き悩まされていることを回答企業は示唆した」と説明した。

  サプライチェーン関連の制約はなおも大きいが、緩和の兆候も見られ、入荷遅延の指数は75.7から63.9に低下した。入荷が遅くなっていると回答した企業の比率は36.4%程度と、昨年4月以来の低さだった。

  12月は宿泊施設・フードサービスや卸売り、建設をはじめとする16業種が活動拡大を報告した。

  12月の細目では、業況の指数が3カ月ぶり低水準の67.6。前月に統計開始以来の最高を記録した新規受注の指数は8.2ポイント下げて61.5と、昨年2月以来の低水準となった。

  雇用の指数は56.5から54.9に低下した。仕入価格指数は82.5(前月82.3)に小幅上昇し、サービス業者に対するインフレ圧力の継続を示唆した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Service-Sector Growth Shows Sharp Pullback From Record(抜粋)

(統計の詳細を追加て更新します)
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