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豪州の成長に急減速のリスク、オミクロン株の感染拡大で-シティ

オーストラリアでは、新型コロナウイルス対策と社会経済活動の両立を図る「ウィズコロナ」への戦略転換を政府が進める中で、感染者数が記録的ペースで増加し、成長が急減速する恐れがあるとシティグループのエコノミストらが警告した。

  シティの豪州&ニュージーランド担当チーフエコノミスト、ジョシュア・ウィリアムソン氏らは、政府が制限を強化しない場合でも、オミクロン変異株を巡る不安が経済活動の勢いをそぎ、豪州の1-3月(第1四半期)の成長率は基本シナリオの予測(2.3%)に対し、1.3%以下に抑えられる可能性があるとみている。

  豪州の昨年10-12月(第4四半期)の成長率は前期のマイナスからプラスに戻るというのが、アナリストの大方の見方だ。しかし、6日公表された1日の新規感染者数は7万1144人前後と、コロナ禍の下で最も大きな感染の波に見舞われている。昨年12月初めの段階では、1日当たり2000人を下回っていた。

  ただエコノミストらは、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が2月の政策決定会合で、債券購入プログラムの買い入れを週20億豪ドル(約1670億円)と半分のペースに落とし、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標(現在は過去最低の0.10%)は2023年初めに引き上げ始めるという予想を堅持している。

 

Omicron Effect

Citi economists see the risk of a sharp slowdown in GDP growth in Q1

Source: Citi, Bloomberg

Q4 is Citi's base-case estimate. Q1 2022 is a risk scenario

 

 

原題:Citi Flags Sharp Slowdown Risk for Australia as Omicron Rages(抜粋)

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