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ポストLIBORにオプション普及の難題、SOFR先物市場厚み欠く

  • 22年12月満期3カ月物SOFRオプションのショートコールは5000枚
  • SOFR先物の取引拡大でも、オプションの定着にはまだ長い道のり

昨年末で大部分の公表が停止されたかつての国際的指標金利、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の代替金利、担保付翌日物調達金利(SOFR)に連動するオプションが年明け4日に珍しく取引され、米金利オプション市場で注目を集めた。

  取引された2022年12月満期3カ月物SOFRオプションのショートコール(買う権利を売る取引)は5000枚程度だったが、3カ月物SOFRオプション全体の未決済建玉(昨年末時点)の倍相当となった。ただ、4日引け段階でも全体で7772枚とごくわずかだ。 

  こうした現状は、SOFR先物の取引が拡大しつつあるとしても、オプションの定着にはまだ長い道のりがある様子を明確に示す。先物については、SOFR先物の1日の平均取引高は、ユーロドル先物の17%前後と、昨年10月初めの5%前後から増加した。

  デルタヘッジ(原資産の価格変動に対するオプション価格の感応度を利用してリスク回避する手法)の有効な要件を欠く状況を考えれば、SOFRベースのオプションを検討するトレーダーからの支持を正当化するには、SOFR先物市場にはまだ厚みが全く足りないようだ。

  予想される米連邦準備制度の最初の利上げの時期が近づき、一部のストラテジストは早ければ3月と予測する状況で、SOFRベースに移行するタイミングも問題になる可能性がある。

  想定される米利上げ軌道を巡るポジションのヘッジ手段として、トレーダーはSOFR先物のオプションへの移行を選ばず、ユーロドル先物のオプションに引き続き頼らざるを得ないと予想される。

 

SOFR futures activity versus eurodollars is trending higher
 
 

原題:Rare SOFR Trade Highlights a Key Glitch in Libor’s Transition(抜粋)

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