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Photographer: NanoStockk/iStockphoto
Cojp

ヘッジファンドが割高なハイテク株大量売却、米利上げ警戒感強まる

  • FOMC議事要旨で下げ加速-ソフトウエアや半導体株を処分の動き
  • FRBは一部の従来予想よりタカ派と判明-ローウェンガート氏

5日の米株式相場の幅広い値下がりにつながったハイテク株売却に拍車を掛けたのは、プロの投機家による金融危機以降で最大級の集中的な売りだった。

  昨年12月、バリュエーションが高い成長株の売りに動いたヘッジファンドは年明け後、ソフトウエアや半導体株を猛烈なペースで売却している。ゴールドマン・サックス・グループのプライムブローカー集計データによれば、こうした売りは4日までの4営業日で金額ベースで約10年ぶりの水準に達した。

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  5日公表の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では従来想定より早期かつ迅速に利上げに踏み切ることもあり得るとの見方が示され、これを手掛かりにハイテク株の下げは加速した。Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は議事要旨について「一部の従来予想よりも金融当局がタカ派」であることが判明したと分析した。

  ハイテク株の比重が大きいナスダック100指数は続落して3.1%安と、昨年3月以来最大の下げとなった。バリュエーションが極めて高い銘柄が売りを浴び、ゴールドマンが算出するEV/売上高倍率ベースで最も割高な米ソフトウエア銘柄から成る指数は6.3%下げて昨年5月以来の水準に沈んだ。

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  借り入れコスト上昇の見通しを受け、トレーダーは長期にわたって続けてきたハイテク株志向の見直しを迫られている。売却を急ぐトレーダーの動きはヘッジファンドにとって問題を引き起こした。集中的に投機的なソフトウエア株に投資してきたヘッジファンドでは、こうしたポジションが昨年終盤に一部解消された後もなお高水準にある。

relates to ヘッジファンドが割高なハイテク株大量売却、米利上げ警戒感強まる
Source: Goldman Sachs Group
Source: Bloomberg

 

原題:

Heaviest Tech Selling in a Decade Fueled Stock-Market Rate Rout(抜粋)

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