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Photographer: Liesa Johannssen-Koppitz/Bloomberg
Cojp

半導体不足に短期的解決策なし-米業界大手の経営首脳が指摘

  • 半導体大手の大半は今年前半に供給が改善することはないとの見方
  • グローバルファウンドリーズCEO、供給問題解決は2年後以降

半導体の値上がりや生産遅延を招いている供給不足について、業界の経営首脳は短期的な解決策はないとの見解を示した。

  コンピューターグラフィックス(CG)用半導体を製造する米エヌビディアのコレット・クレス最高財務責任者(CFO)は5日のJPモルガン・チェース主催のテクノロジー・自動車フォーラムで、供給が今年後半に若干改善するとの見通しを示した。

  他の経営首脳も半導体需給の均衡が回復する時期について同様の見解を示した。大半の企業は今年前半には改善しないと予想しており、多くは年央時点でも回復が見られないだろうと指摘した。

  エヌビディアを含め、製造を外部委託している半導体メーカーは需要に対応するのに十分な供給を確保できていない。こうした供給面のボトルネックは巨大企業にも打撃となっており、アップルは部品不足により昨年7-9月(第4四半期)の売り上げが60億ドル(約7000億円)余り下振れしたと説明している。

半導体不足がアップルを直撃、タイミングは最悪-パワーオン

  半導体受託生産の米グローバルファウンドリーズのトム・コールフィールド最高経営責任者(CEO)は半導体の用途急拡大や生産能力引き上げに要する時間を考慮すれば年内に供給不足が緩和することはないだろうと指摘。「2年後までに供給問題が解決するとは想像しにくい」とオンラインで開催された同フォーラムで語った。

  自動車用半導体サプライヤーの一部は供給不足が解消される時期について引き続き慎重な見解を示した。

  電気自動車(EV)などの電力制御に用いられるパワー半導体大手、米オン・セミコンダクターのハッサーン・エルコーリーCEOは今年いっぱいは引き続き需要が供給を上回るだろうと述べた。

  一方、同じく自動車用半導体サプライヤーの米アナログ・デバイセズの幹部は受注増により今年5-7月(第3四半期)までは供給に余裕はないとしながらも、8-10月(第4四半期)に供給は大幅に増える見込みだと語った。

原題:

Chip Executives Say There’s No Short-Term Fix for Shortage(抜粋)

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