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Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
Cojp

日経平均800円超える下落、金利上昇で成長株売り-国内感染拡大重し

更新日時

東京株式相場は大幅に反落。日経平均の終値は800円を超える大幅安となり、下落率は2.9%と昨年6月21日以来の大きさになった。日米で長期金利が上昇し、リクルートホールディングスやキーエンスといった成長株が値を崩した。国内で新型コロナウイルスの感染が拡大している懸念も重なり、売りが広がった。東証1部上場銘柄のうち約92%が下落し、ほぼ全面安となった。

  • TOPIXは前日比42.26ポイント(2.1%)安の1997.01
  • 日経平均株価は844円29銭(2.9%)安の2万8487円87銭
日経平均株価の推移
 
 

市場関係者の見方

インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト

  • 金利上昇の環境の中で、情報技術やテクノロジー関連銘柄には売りが出やすいという傾向があり、グローバルな流れの中で負の影響が出やすい
  • FOMC議事要旨は量的引き締めについてかなり議論され、前回よりも早くバランスシート縮小を目指すことが明確になり影響している。日本株にとって米金利上昇は世界で事業活動を行っている企業にとって金利コスト上昇につながりやすくマイナスになる

三井住友DSアセットマネジメントの石山仁チーフストラテジスト

  • 日本株の下落は、米FOMC議事要旨がきっかけ。来年と予想していたバランスシートの圧縮が議論されていた点がサプライズになった
  • ただ企業業績は好調でファンダメンタルズは悪くない。インフレ懸念が収まれば、一定の時間がかかっても春前にはこのショックを織り込み、株式相場は戻ることができる

東証33業種

上昇率上位保険、鉄鋼
下落率上位精密機器、サービス、電機、空運、金属製品、陸運

背景

  • 米国債売りに拍車、FOMC議事要旨で早期かつ迅速な利上げ観測浮上
  • 5日の米株式相場は下落-米10年債利回りは1.71%程度と6ベーシスポイント上昇
  • 日銀が物価見通しのリスク評価変更を議論へ、従来「下振れ」-関係者
  • 10年債利回りは一時0.115%と昨年4月6日以来の水準に上昇
  • 東京都は6日、新型コロナウイルスの感染状況を4段階で示す警戒度を「感染拡大の兆候がある」とする「黄」に1段階引き上げ
  • 政府は沖縄、山口、広島の3県に重点措置を適用する方向で検討に入った-NHK
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