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伝説の投資家ビル・ミラー氏が引き継ぎ開始、次世代を起用

  • ミラー氏の旗艦ファンドの運用は秘蔵っ子マクレモア氏に引き継ぐ
  • ミラー氏の長男はミラー・インカムファンドのリードマネジャーに

伝説の投資家ビル・ミラー氏は、自身の資産運用会社のかじ取りを次世代に引き継ぎ、旗艦ファンドの運用者に秘蔵っ子を起用する。

  4日の発表文によると、20年前の大学卒業時からミラー氏の下でキャリアを積み重ねてきたサマンサ・マクレモア氏(41)が自身の会社ペイシェント・キャピタルを通じ、ミラー・オポチュニティー・トラスト(運用資産20億ドル=約2300億円)の日々の運用管理を引き継ぐ。ミラー氏の長男、ビル・ミラー4世氏(40)はミラー・インカムファンドのリードマネジャーとなるとともに、ファミリー企業ミラー・バリュー・パートナーズの過半数所有者となる。

  ミラー・バリュー・パートナーズは後継計画で示した今回の変更について年内に両ファンドの受託者に承認を求める。ミラー氏は長男およびマクレモア氏と共に2022年末まで両ファンドの共同運用者を続ける。ミラー氏は発表文で、「ファンドの運用と会社の所有権を次世代のポートフォリオマネジャーやオーナーに引き継ぎ始めるのが賢明であり、株主には最善の利益になる」とコメントした。

  今回の変更は1999年に同社を創業したミラー氏(71)が経営権を譲る正式な第一歩となる。銘柄選別の才覚で名をはせたミラー氏はバリュー投資の概念を再定義。「レッグ・メイソン・バリュー・トラスト」の運用では91年から2005年まで連続して年間リターンがS&P500種株価指数を上回った実績を持つ。ミラー氏は12年にレッグ・メイソンのマネジャーを退任し、最終的にレッグ・メイソンを去って独立していた。

  ミラー・バリュー・パートナーズの運用資産は昨年11月30日時点で30億ドル。

原題:Bill Miller Begins Handing Over Reins of Firm, Taps Protege (2)(抜粋)

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