コンテンツにスキップする
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Cojp

バリュー投資家の期待膨らむ-年始のローテーションは95年以来の盛況

  • 利上げ期待で景気循環株やバリュー株上昇-成長株は売られる
  • 成長株はバリュー株を約1.5ポイント下回る低パフォーマンス

米ハイテク株の市場の主導権が弱まることを5年前から待っていたバリュー投資家は、今年に入り期待を膨らませている。

  4日の米株式市場ではソフトウエアとインターネット関連株が売られ、ラッセル1000グロース指数は1.1%安となった。一方、エネルギーと金融株は大幅に上昇し、利益や簿価に基づく株価倍率が低めの銘柄全般を押し上げた。

  同日時点の乖離(かいり)を見ると、成長株がバリュー株を約1.5ポイント下回り、年明けとしては1995年以来最悪のアンダーパフォーマンスとなった。

Cheap stocks have best start of a year in decades versus their growth counterparts
 
 

  こうしたローテーションは、米金融当局がインフレ抑制で年内に複数回利上げするとの予想に基づく米国債利回り上昇と同時並行で起きた。借り入れコスト上昇の見通しからトレーダーは株価評価が非常に高い銘柄など成長株を志向する方針の再考を迫られているが、金利上昇は景気拡大加速を示唆しているとも言える。これは、敬遠されることが従来多かった景気循環株にとって朗報かもしれない。 

  オッペンハイマーの機関投資家向け株式デリバティブ責任者、アロン・ロジン氏は「このローテーションの一部は実質および名目利回り上昇の結果と言えるかもしれない」と指摘。「大型ハイテク株が昨年末にかけて持ちこたえたことでこのローテーションはかなりずれ込んだ。米金融当局の流動性の蛇口が今後の引き締めに向かいつつある中で、今やハイテク株全般に複数の圧迫懸念がある」とコメントした。

原題:

Drubbing in Tech Marks Biggest New-Year Stock Rotation Since ’95(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE