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「交渉ない」とマンチン上院議員-バイデン氏の経済施策なお膠着状態

  • インフレや新型コロナ感染拡大、地政学的な混乱を引き続き懸念
  • 気候変動問題を巡る分野で合意に達する可能性がある

米民主党のマンチン上院議員は4日、バイデン政権の経済施策の中核を占める約2兆ドル(約232兆円)規模の税制・支出法案について、ホワイトハウスや民主党指導部と協議していないと述べた。政権の独自色を出した国内向けの計画はなお膠着(こうちゃく)状態にある。

  2022年の会期入りに合わせて連邦議会議事堂内のオフィスに戻ったマンチン議員は記者団に対し、「現時点で交渉は行われていない」と語った。

  米民主党のシューマー上院院内総務は休会中に投票権に関する法案や税制・支出法案についてマンチン議員に何度か話をしたと述べたが、詳細は明らかにしなかった。サキ大統領報道官は4日、政権当局者は今後数週間に「さまざまな上院議員」と協議すると述べたが、マンチン議員との協議が予定されているかについては言及しなかった。

  与野党の議席が同数の上院で法案採決の鍵を握るマンチン議員は、インフレや新型コロナウイルス感染拡大、地政学的な混乱を引き続き懸念しており、いずれもバイデン氏が掲げる経済課題より注目に値すると指摘した。12月下旬に同議員は、下院を通過したこの法案を巡る協議に背を向け、クリスマス前に成立させる計画を狂わせ、ホワイトハウスを驚かせた。

U.S. Senate Back In Session After The New Year
議会議事堂内のオフィスの外で報道陣に語るマンチン議員(1月4日)
 

  一方、マンチン議員はバイデン大統領が掲げる提案の一部に関して今後、協議に応じる可能性を示唆。クリーンな化石燃料テクノロジーや原子力エネルギー推進を巡る自身の懸念が解消されれば、気候変動問題への対応を目指したクリーンエネルギー分野の多くの税額控除に同意する可能性をほのめかした。「気候に関することは恐らくわれわれが合意に達することができる分野だと思う」と語った。 

原題:

Biden Agenda Still Stuck as Manchin Reports ‘No Negotiation’ (2)(抜粋)

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