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元セレブCEOに有罪評決、血液検査スタートアップ巡る詐欺で

  • 37歳のエリザベス・ホームズ被告、最長20年の禁錮刑も
  • 2015年には複数の雑誌の表紙飾る-技術欠陥の報道きっかけに暗転

米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁の陪審は3日、血液検査の米スタートアップ企業セラノスの創業者エリザベス・ホームズ被告に対し、投資家を欺いたとして有罪の評決を下した。控訴審で覆らない限り、同被告は最長20年の禁錮刑を言い渡される可能性があるが、実際にはそれよりかなり短くなる公算が大きい。

  セラノスの最高経営責任者(CEO)だったホームズ被告(37)は、同社を90億ドル(現在の為替レートで約1兆400億円)の価値があると評価される企業に育て上げたが、スキャンダルで同社は破綻した。

  同被告は共謀や通信不正行為など11件のうち4件で有罪、4件で無罪と認定された。3件については陪審が評決に至らなかった。

  ホームズ被告は、セラノスの血液検査機器が従来型の機器より多くの診断検査を迅速かつ正確、より低コストで実施できるとうたい、ヘルスケア革命を約束して注目された。

  セラノスの機器は、血液をバイアルに採取することなく、針で少し刺すだけで結果を得られるというのが大きなセールスポイントだった。

Jury Deliberates In Criminal Trial Of Elizabeth Holmes
サンノゼの連邦地裁に到着したエリザベス・ホームズ被告(1月3日)
Source: Bloomberg

  ホームズ被告は自力で億万長者となった最年少女性と2015年にフォーブス誌に取り上げられ、複数の雑誌の表紙を飾った。しかし同年、セラノスの技術の欠陥について米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報道。規制当局はその翌年、セラノスの機器が患者の健康に危険を及ぼすと判断した。

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  裁判では、ウォルグリーンとセーフウェイの幹部やセラノスの取締役だったマティス元米国防長官、セラノスに多額の資金を投じた投資家に助言していたアドバイザーらが証言し、ホームズ被告にひどく欺かれたと陪審に訴えた。

原題:Elizabeth Holmes Convicted of Defrauding Theranos Investors (2)(抜粋)

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