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世界経済、欧米物価やオミクロン株で不確実性高まっている-日銀総裁

日本銀行の黒田東彦総裁は4日、世界経済は先進国がけん引する形で回復を続けていくとの見通しを示す一方、「欧米における高めの物価上昇率やオミクロン株の発生などもあり、見通しの不確実性が高まっている」と語った。都内で開催された全国銀行協会の新年賀詞交歓会であいさつした。

  黒田総裁は、引き続き感染防止対策が必要な状況であるものの、年末年始のイベントなど「経済社会活動も正常化に向けて活気を取り戻しつつあるように感じられた」と述べた。日銀としても「内外の経済金融情勢を引き続き丹念に点検し、適切な政策の運営をしていく」との考えも示した。

他の発言

  • 海外では欧米中心に感染者数の増加が続いており、公衆衛生上の措置を厳格化する国々も見られると述べた
  • 今回のコロナ禍の経験は日本社会がデジタル技術を一層活用していく必要性があることを浮き彫りにした
  • ポストコロナにおける生活様式の変化やデジタルトランスフォーメーションへの対応が急務
  • 気候変動問題については科学技術研究、エネルギー政策、各種規制、カーボンプライシングといった多面的なアプローチを通じて、幅広い主体が具体的な取り組みを積極的に進めていくことが求められている
  • デジタル化や脱炭素化の流れは世界的に加速化しており、金融業界に期待される役割も拡大している
  • こうした環境変化をチャンスととらえ、新しい時代をけん引するべく果敢に行動していただきたい
  • 日銀としても金融機関や市場参加者の前向きな取り組みをしっかりとサポートしていきたい

鈴木俊一財務相の発言

  • 今後コロナで大きく傷ついた日本の経済社会を立て直す上で事業者支援は不可欠
  • 依然厳しい状況に置かれている事業者の資金繰り支援に加え、事業者に寄り添ったアドバイスなど役割を果たしていただきたい
  • 現政権が進める多様なステークホルダーを重視した持続可能な資本主義もまた新しい日本をつくるもの
  • そのためには自行の利益だけにとらわれない、地域や社会の利益に広く目を向けた行動が重要
  • 世界が脱炭素へと向かう中、日本における2050年カーボンニュートラル実現に向け産業構造や社会構造の変革を金融面からしっかりサポートし、同時に銀行業の新たな成長期待の一つになっていることを期待
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