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Photographer: Stefani Reynolds/Bloomberg
Cojp

米株価は22年に10~15%下落も、積極的な利上げで-ガートマン氏予想

  • 米金融当局は年内4回利上げしFF金利は100bp以上引き上げか
  • FOMCの今年の投票権メンバーのうちタカ派の比重が増すと分析

米株価は2022年に「緩慢かつ時間をかけた」下落に見舞われる可能性がある。かつて影響力のあるニュースレター「ガートマン・レター」を発行し、現在はアクロン大学寄付基金の会長を務めるデニス・ガートマン氏がこのような見方を示した。米金融当局がタカ派姿勢を強め、年内に4回の利上げに踏み切る可能性があるとの予想を理由に挙げた。

  ガートマン氏は3日、ブルームバーグラジオとのインタビューで、米株価が今年10-15%下落する可能性があると指摘。同氏はかねて弱気相場見通しを示してきたが、下落のきっかけとなるのは持続的なインフレ高進の下での米金融当局による一連の利上げだろうとの見方を示した。

  ウォール街では、米金融当局による年内の利上げを3回とする見通しが大勢を占めるが、ガートマン氏は連邦公開市場委員会(FOMC)の今年の投票権メンバーのうちタカ派の当局者の比重が増すことなどで、利上げに一段と積極的なアプローチを取ると見込んでいる。

  ガートマン氏はさらに、一連の利上げのうち1回の引き上げ幅は50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となる可能性があり、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は年末までに現行水準から少なくとも100bp引き上げられると考えられると話した。

デニス・ガートマン氏がインタビューで米株価見通しについて語る
Source: Bloomberg

  ガートマン氏は「米金融当局の金融引き締め開始に伴い、弱気相場の到来が見込まれる。それは年内のことであり、疑いようがない」とコメントした。S&P500種株価指数が21年に27%上昇し、最も強気なアナリスト見通しさえもほぼ全て上回る上げ幅を記録したことについて、同氏は過去半年間の自身の弱気相場予想の誤りを認めた。

  また、アクロン大寄付基金として潤沢な資金を確保するため株式へのエクスポージャーを10%減らしたことを明らかにしつつも、この戦略には株価のさらなる上昇の場合にチャンスを逃すリスクがあると述べた。

  ただ「暴落といった類いではなく、緩慢かつ時間をかけた相場下落となると思う」と話すガートマン氏は、「株式市場への関与を減らし、合理的な姿勢で静観するのが向こう1年ないし2年は適切な取引手法と考える」と強調した。

原題:

Gartman Sees Stocks Falling 15% in 2022 on Aggressive Fed Hikes(抜粋)

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