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ゴールドマンが忠告、今年は賃金インフレへのエクスポージャー回避を

  • アクティブ運用のファンド、21年はアウトパフォームの機会見逃す
  • 2022年は企業の利益率が勝敗を左右-ストラテジスト
A television screen displays news about the Dow Jones Industrial Average reaching 26,000 while traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Tuesday, Jan. 16, 2018. 

A television screen displays news about the Dow Jones Industrial Average reaching 26,000 while traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Tuesday, Jan. 16, 2018. 

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

今年の株式投資では賃金インフレの影響を受けるリスクが高い銘柄を避けるべきだと、ゴールドマン・サックス・グループは忠告する。昨年はアクティブ運用のファンドがアウトパフォームの機会を逃したと指摘。2022年は企業の利益率が勝敗を左右すると分析した。

  デービッド・コスティン氏率いるストラテジストがまとめた2日付のリポートによれば、経済成長の鈍化によって、多くの企業で売り上げの伸びが限定されるため、企業がインフレと金利の影響をいかにくぐり抜けられるかが極めて重要になる。典型的な株式リターンにマクロ要因が及ぼす影響は薄れつつあるという。

  ゴールドマンによると、大型コア・ミューチュアルファンドで昨年にS&P500種株価指数を上回る成績を残したのはわずか20%だった。過去の実績では平均32%だった。グロース株のミューチュアルファンドで昨年にベンチマークを上回ったのはわずかに15%。一方でバリュー株運用のファンドは比較的健闘し、56%が同タイプのベンチマークをアウトパフォームし、過去平均の41%を上回った。

 

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Source: Goldman Sachs Group Inc.

  金融政策やコロナ禍の動向など、2022年の見通しは昨年の年初よりもはるかに視界不良となっている。インフレと、それがサプライチェーンや賃金、米金融政策にどう作用するかが大きな波乱要因であることに変わりはない。向こう1年の市場では少なくともボラティリティー(変動率)が高まると予想する専門家は多い。

  ゴールドマンのリポートは、「株式リターンのばらつきは、利益率というふるいにかけたときに最も顕著になる」と指摘。S&P500種企業の利益率は40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の12.6%を予想している。「2021年中に国債利回りが急反転し、それをきっかけに株式市場で要因が大きく入れ替わった」と分析、今年も金利がどのような軌道を進むのかが著しい影響を及ぼすとした。

 

原題:Goldman Calls Out Active Fund Managers Over Missed Opportunities(抜粋)

 

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