コンテンツにスキップする

北朝鮮の金総書記、食料不足緩和が優先課題-非核化協議は二の次か

  • 新型コロナ封じ込めも朝鮮労働党幹部に促す-KCNA
  • 党中央委員会総会で軍事力増強求めた-朝鮮半島の不安定化理由に

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、食料不足の緩和と新型コロナウイルス封じ込めに注力するよう党幹部らに促した。総書記が示した2022年の重要課題を国営の朝鮮中央通信(KCNA)が1月1日に伝えた。

  重要課題言及は恒例の新年の辞に代わる発言とみられる。米国が呼び掛ける非核化協議への復帰は優先度が当面低いとうかがえる内容だ。

  金総書記は今週5日間開催された党中央委員会第8期第4回総会で、朝鮮半島の不安定な環境を理由に軍事力増強も求めたという。

  ただ、報じられた発言の大半は農業に集中した。北朝鮮は金氏が実質的な最高指導者の地位に就いた約10年前以降では、最悪な部類の食料不足に見舞われている。悪天候のほか、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を受けた国境閉鎖の決断で、中国からの食料品流入にブレーキがかかり、状況が悪化した。

  KCNAによると、金総書記は「国の経済プロジェクトは依然、困難な状況下にある」と述べた。北朝鮮がこうした状況を認めるのは異例。

Kim Jong Un
金正恩総書記
Source: KCNA via KNS

 

関連記事

北朝鮮、新兵器の開発継続を称賛-聯合

金正恩氏、農村振興で中長期的な発展戦略を提示-北朝鮮国営メディア

北朝鮮の金総書記、対米戦略など策定へ-労働党中央委総会が開幕

原題:

Kim Jong Un Prioritizes Food Crisis Over Nuclear Talks in 2022(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE