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日本株は続落、コロナ感染の急拡大を懸念-空運や陸運、小売り安い

更新日時

東京株式相場は続落。新型コロナウイルスの感染再拡大を懸念した売りが優勢になった。29日は全国で2カ月半ぶりに新規感染者数が500人を超えたと伝わり、欧米でも感染者の急拡大に歯止めがかかっていない。業績への影響が出やすい空運や陸運、小売り株の下げが目立った。半面、TOPIXは上げに転じる場面があった。きょうは大納会で市場参加者が少なく、振れやすい値動きとなった。

  • TOPIXの終値は前日比6.66ポイント(0.3%)安の1992.33
  • 日経平均株価は115円17銭(0.4%)安の2万8791円71銭
TOPIXの推移
 
 

市場関係者の見方

楽天投信投資顧問第二運用部の平川康彦部長

  • 新型コロナの再拡大は欧米にとどまらず、これまで落ち着いていた国内でも広がり始め、経済再開が遅れる懸念が再び強まり相場が下がった
  • 年末で取引参加者が減っており、活発な売買ではなかった。朝方には米株先物の下げを嫌気する動きもあった
  • 日本株には買いが入りにくい状況が続いている。来年に見込まれる米利上げを前に株式市場から資金が流出するリスクを意識して、企業収益がより良好な米国株に資金が一極集中している

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト

  • 新型コロナウイルスの感染者が日本でも再び増え始め、企業業績の回復が遅れると懸念した売りが出た。悪影響を受けやすい空運や陸運株が値を下げた
  • 米S&P500種株価指数が最高値を付けても日本株が下落しているのは、国内の景況感が劣後しているからだ。海外投資家の岸田政権へのネガティブな評価も映している。マーケット感覚が薄く、さまざまな規制強化や成長なき分配をうたう点を嫌気している

東証33業種

上昇率上位ゴム製品、情報・通信、鉄鋼
下落率上位その他製品、水産・農林、陸運、空運、繊維製品

背景

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