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レノバ株大幅安、時価総額約1900億円吹き飛ぶ-洋上風力選定逃し

更新日時
  • 27%安で寄り付き後、下げ幅さらに拡大-東証は値幅制限を拡大
  • ゴールドマンは目標株価を1850円に引き下げ、投資評価も「売り」に

再生可能エネルギー開発事業者レノバの株価が29日、3日続落で一時前日比33%安の2130円を付けた。2020年11月以来、1年1カ月ぶりの日中安値。24日に洋上風力事業の公募で選定を逃すと失望売りが広がり、同日終値からの3日間で約1900億円の時価総額が吹き飛んだ。

  政府による公募結果の発表後、レノバ株は28日まで2日連続のストップ安で比例配分された。東京証券取引所が29日の制限値幅の下限を通常の700円から2800円に拡大したことで、同社株は約27%安の2340円で寄り付き、その後も下げ幅を広げている。公募結果が発表される直前の24日終値は4600円だった。

2日連続ストップ安を経て株価は半値以下に
 
 

  大和証券の西川周作アナリストは28日付のメモで、「今後の洋上風力案件をレノバが獲得することは難しいとの見方が株式市場で当面は共有」されるとの見方を示した。また、レノバの時価総額の半分が洋上風力からの将来の貢献を見込んだものだったとすると、株価は公募結果の発表前の水準から半値程度まで下落しうると試算した。

  ゴールドマン・サックス証券の宮崎高志アナリストらは29日付のリポートで、レノバが獲得を目指していた秋田県由利本荘市沖の事業者に選定されなかったことに加え、将来の洋上風力事業での市場シェアや収益性なども見直して、目標株価を1850円(従来4400円)に引き下げた。投資評価も「中立」から「売り」に見直した。

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