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元ベアー・スターンズCEOのケイン氏死去、ウォール街で栄光と挫折

  • ウォール街でも指折りのスター経営者、06年度には過去最高益を計上
  • サブプライム危機に揺れる-08年CEO退任、JPモルガン救済合併

2008年に実質的に経営破綻した米証券会社ベアー・スターンズで最高経営責任者(CEO)を務めたジェームズ・ケイン氏が28日、死去した。87歳だった。妻パットさんによると、脳卒中を患った後、ニュージャージー州ロングブランチの病院で亡くなった。

  ケイン氏は、07年までウォール街でも指折りのスター経営者として知られ、時価総額で当時米5位の証券会社だったベアー・スターンズの利益は、06年度に40%増えて過去最高の21億ドル(現在の為替レートで約2410億円)に達した。米金融街でCEO歴が最も長い同氏は4000万ドルの報酬を得た。

FCIC Hearing On Investment Banks and The Shadow Bamking System
ジェームズ・ケイン氏(2010年)
 

  しかし、07年末までにベアー・スターンズの経営はサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場での損失で揺らぎ、株主らはケイン氏にCEO退任を迫った。同年9ー11月(第4四半期)決算は株式公開以来で初の赤字に転落。08年1月8日に同氏はCEO職をアラン・シュワルツ氏に譲り、自らは会長に退いた。

  その数カ月後、同社はJPモルガン・チェースに1株10ドルで救済合併された。07年1月時点の株価は170ドル前後だった。

参考記事

米ベアー・スターンズ:9-11月期赤字、住宅関連評価損19億ドル

米ベアー・スターンズ:ケインCEOが辞任-後任にシュワルツ社長

米JPモルガン、ベアーSの買収完了へ-1つの時代の終わり

 

 

 

原題:

James Cayne, CEO for Bear Stearns Rise and Fall, Dies at 87 (2)(抜粋)

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