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ブラジル大統領に休暇切り上げ求める声-洪水で47万人被災の州も

  • リラ下院議長、これまでのところ拠出規模は「不十分」
  • 来年大統領選挙があり、ボルソナロ氏は再選を目指している

ブラジルでは複数の州が大雨に見舞われ、都市が水に漬かり、多くの住民が家を失う中、ボルソナロ大統領に対し一層の支援を打ち出すよう求める圧力が高まっている。

  大統領は現在、国内南部のビーチで休暇を過ごしており、28日にアマゾナス、バイア、ミナスジェライス、パラ、サンパウロ各州で洪水によって被害を受けた道路の再建に向け2億レアル(約41億円)を充てるよう命じた。

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犬を肩に冠水した通りを歩く男性(バイア州、12月26日)
Source: AFP

  議会でボルソナロ大統領を支持する複数の政党リーダーからですら、支援拡大が必要との指摘が出ている。大統領に近いリラ下院議長は記者団に対し、これまでのところ拠出規模は「不十分」と語った。国内のセレブたちも一段の行動を求めている。

  特に被害が深刻なのは北東部バイア州で、数週間続いた大雨でクリスマスの週末に2つの河川が氾濫し2カ所のダムで被害が出た。民間防衛隊によると、21人が死亡、7万7000人が家を失い、計47万人が被災した。

  ブラジルでは来年大統領選挙が予定されており、ボルソナロ氏は再選を目指している。野党勢力はこの機をとらえ、国内の広い範囲で洪水被害が発生しているにもかかわらず、ビーチでの休暇を満喫していると、ボルソナロ大統領批判に出ている。 

  大統領は今のところ休暇を継続しており、ソーシャルメディアに投稿された動画によるとビーチで出会った人たちに「予定を切り上げて帰る必要がないことを願う」と語っている。

原題:Bolsonaro Faces Calls to End Vacation, Look After Flooded States(抜粋)

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